Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド 基本操作編

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6.5.2 X.400MHS詳細情報の設定

X.400MHS詳細情報を設定します。これは,MTAがほかのMTAと通信するために必要な情報です。X.400MHS詳細情報は,MTAを登録するときに,デフォルト値で自動的に登録できます。デフォルト値以外の値を設定する必要があるときには,次に示す手順で設定値を変更してください。なお,各項目の入力条件については,「9.5 登録情報の設定項目と入力条件」を参照してください。

ルーティンググループ詳細ダイアログボックスのリストからMTAを選択して,[詳細]ボタンを選択します。

X.400MHS詳細ダイアログボックスが表示されます。

[図データ]

注意
パスワードを除く「TCP/IP接続情報」「OSI接続情報」以外の各項目は,指定したMTAにすでにメールボックスが設定されている場合は,変更できません。

ルーティンググループ名
指定したMTAの属するルーティンググループの名称が表示されます。

MTA名
指定したMTAの名称が表示されます。

ドメイン名/ホスト名
MTAのドメイン名またはホスト名が表示されます。文字列長が入力欄より長い場合,先頭側を表示しますので,隠れた部分を参照する場合は,カーソルを移動してください。

国名
MTAの国名を指定します。半角英大文字で2文字以内で指定してください。省略はできません。日本国内で使用する場合は,「JP」を指定します。

ADMD
MTAの主官庁領域名(ADMD)を指定します。次の文字を使用して16バイト以内で指定します。文字はすべて半角で指定します。省略はできません。
英大文字,数字,+,-
一つのマスタ管理サーバとその配下のメールサーバ内だけでメールをやり取りする場合は,入力条件に従った文字列で設定します。X.400のアドレス(O/R名)の「ADMD」として使用されます。

PRMD
MTAの私設領域名(PRMD)を指定します。次の文字を使用して16バイト以内で指定します。文字はすべて半角で指定します。省略はできません。
英大文字,数字,+,-
一つのマスタ管理サーバとその配下のメールサーバ内だけでメールをやり取りする場合は,入力条件に従った文字列で設定します。X.400のアドレス(O/R名)の「PRMD」として使用されます。

パスワード
MTAのパスワードを指定します。半角の英大文字及び数字で16文字以内で指定してください。省略することもできます。
ほかのX.400メールシステムとメールをやり取りする場合は,相手サーバが認証機能を持つときにサーバの認証に使用するので,設定が必要です。Mail Serverだけでメールをやり取りする場合は,設定する必要はありません。

TCP/IP接続情報
TCP/IPの接続情報を設定します。なお,次に示す,P,S,Tの各セレクタは,半角の16進数(0〜9,A〜F,a〜f)で,32文字以内の偶数けたで指定してください。
Pセレクタ
MTAのPセレクタを指定します。省略できます。
Sセレクタ
MTAのSセレクタを指定します。省略できます。
Tセレクタ
MTAのTセレクタを指定します。省略できません。

OSI接続情報
OSIの接続情報を設定します。この項目は,ほかのX.400MHSとOSIで接続するときにだけ必要です。XNFで設定したのと同じ値を設定してください。
ただし,HP-UXサーバとWindows NTサーバとAIXサーバは,OSI接続を使用できません。
なお,次に示す,P,S,Tの各セレクタは,半角の16進数(0〜9,A〜F,a〜f)で,32文字以内の偶数けたで指定してください。
Pセレクタ
MTAのPセレクタを指定します。省略することもできます。
Sセレクタ
MTAのSセレクタを指定します。省略することもできます。
Tセレクタ
MTAのTセレクタを指定します。省略することもできます。
ネットワークアドレス
MTAのNSAPアドレスを指定します。半角の16進数(0〜9,A〜F,a〜f)で,24文字以内の偶数けたで指定してください。また,LSB形式(エンコーディング形式)で記述してください。省略はできません。
トランスポートクラス
MTAのトランスポートクラスを指定します。0,2,4のどれかを指定してください。省略はできません。

[OSI接続解除]ボタン
OSI接続情報を削除します。

変更する値を入力して,[変更]ボタンを選択すると,X.400MHS詳細情報が変更されます。[閉じる]ボタンを選択すると,値を変更しないでダイアログボックスを閉じます。

注意
MTAに設定するADMDとPRMDは,システム内にあるゲートウェイのADMDとPRMDの組み合わせと一致しないようにしてください。また,MTAに設定するADMDとPRMDの組み合わせは,システム内の全てのMTAで一意になるように設定するか,システム内のMTAで全て同じ設定にするかのどちらかである必要があります。