Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド 基本操作編

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4.2.1 Address Serverのインストール

<この項の構成>
(1) インストール
(2) アンインストール
(3) データベースファイルの削除

(1) インストール

次の手順に従ってインストールします。

  1. システム管理者のユーザアカウントでログオンします。
  2. 日立総合インストーラ(HCD_INST.EXE)を起動します。
  3. インストールプログラムの画面に従って作業を進め,インストールする製品を選択するためのダイアログボックスが表示されたら,インストールするサーバセット製品名を選択します。
  4. [インストールの実行]をクリックします。
    サーバセット製品をインストールするGroupmax統合インストーラが起動されます。
  5. 「標準」または「カスタム」のどちらかを選択します。
    「標準」を選択すると,サーバセットの構成製品のインストールを開始します。
    「カスタム」を選択すると,インストールする製品を選択するためのダイアログボックスが表示されます。
  6. 5.で「カスタム」を選択した場合は「Groupmax Address Server Version 7」を選択します。
    最初のインストール時にだけ会社名及び個人名を入力するためのダイアログボックスが表示されます。
  7. 会社名及び個人名を入力して[開始]ボタンをクリックします。
    Address Serverのインストールオプションを選択するダイアログボックスが表示されます。

    [図データ]

    「マスタ管理サーバ+運転席」
    Address Serverを新規にインストールする場合に有効になります。マスタ管理サーバ機能と運転席機能の両方をインストールします。マスタ管理サーバを設定する場合は,通常これを指定してください。
    「アドレスサーバ+運転席」
    Address Serverを新規にインストールする場合に有効になります。アドレスサーバ機能と運転席機能の両方をインストールします。ただし,アドレスサーバと運転席は必ず同じバージョン/レビジョンにしてください。
    「マスタ管理サーバ」
    Address Serverを新規にインストールする場合に有効になります。マスタ管理サーバ機能だけをインストールします。
    「アドレスサーバ」
    Address Serverを新規にインストールする場合に有効になります。アドレスサーバ機能だけをインストールします。アドレスサーバを設定する場合は,通常これを指定してください。
    「更新」
    Address Serverを現在のバージョンに更新します。更新する場合,インストールするソフトウェアの種類は変更できません。インストールするソフトウェアの種類を変更(「マスタ管理サーバ」から「マスタ管理サーバ+運転席」へなど)する場合,一度削除した後で新規にインストールしてください。
    「削除」
    Address Serverのソフトウェアを削除します。ディレクトリ,ファイル,及びレジストリエントリが削除されます。詳細は「(2)アンインストール」を参照してください。
    削除した場合,上位Groupmaxアプリケーションとの連動についての設定も失われ,正常に動作しなくなる場合があります。削除した場合の各Groupmaxアプリケーション側の対応については各マニュアルを参照してください。
    「使用するDB」
    使用するDBを選択します。
    [続行]ボタン
    選択した種類のインストールが始まります。
    [中止]ボタン
    インストールしないでインストールプログラムを終了します。
  8. インストールオプションを選択して,[続行(G)]ボタンを選択します。
    インストールオプションが「更新」の場合は,確認のダイアログボックスを表示してから,インストールを開始します。それ以外の場合は,インストール先のディレクトリ設定ダイアログボックスが表示されます。
  9. インストール先のディレクトリを次のように指定してください。
    <ディスクのドライブ名>:ディレクトリ名
    デフォルト値として,<Windows NTがインストールされているドライブ>:\Groupmax\Addrが設定されています。ディレクトリの変更が必要な場合は,半角なら32文字,全角なら16文字以内で指定してください。インストール先ディレクトリがない場合,ディレクトリが作成されます。
    なお,Mail ServerとAddress Serverのインストール先は同じ場所になるように管理されています。
  10. [続行(G)]ボタンを選択します。
    インストール状況を示すダイアログボックスが表示されます。インストールが終了すると,終了確認のダイアログボックスが表示されます。[終了(E)]ボタンを選択してインストールを終了します。

(2) アンインストール

Address Serverをアンインストールする場合は,Mail Server,Address Server - Replication Optionも同時にアンインストールしてください。アンインストールするとインストール先ディレクトリ以下のディレクトリ及びファイルがすべて削除されます。

マスタ管理サーバとして使用していたマシンからソフトウェアをアンインストールする場合,アドレス管理ドメイン内に一つもアドレスサーバ及びメールサーバがない状態で実行してください。マスタ管理サーバをアンインストールするとアドレス管理ドメインを運用できなくなります。

アドレスサーバ(メールサーバ)として使用していたマシンからソフトウェアをアンインストールする場合は,そのサーバがアドレス管理ドメインに属していない状態で実行してください。また,アドレスのサービスを停止した状態(データベースのシステム共通定義ファイル(xodrc)に記述されているresiobj(常駐タイプ)パラメタで,Address Server及びMail Serverが指定しているタイプが含まれる行を「(3) データベースファイルの削除」を参照してコメント行に変更後,データベースのサービスを再起動した状態)でアンインストールしてください

アンインストール方法を次に示します。

  1. システム管理者のユーザアカウントでログオンします。
  2. [スタート]メニューの[プログラム(P)]の[Groupmaxサーバ]からAddress_Mailセットアップアイコンを起動します。
    Address_Mail Serverセットアップダイアログボックスが表示されます。
  3. [DB編集(B)]ボタンを選択します。
    DBのテーブル編集のためのダイアログボックスが表示されます。
  4. 「データベーステーブル」の「削除(D)」をチェックして[OK]ボタンを選択します。
    Address Serverのデータベーステーブルが削除されます。xodrc中にresiobj(常駐タイプ)の指定をAddress Server及びMail Serverが指定しているタイプに設定していない状況で実施します。ただし,すべてのデータベースファイルは削除されないので,アンインストールする場合は「(3) データベースファイルの削除」を参照してファイルを削除してください。
  5. 日立総合インストーラ(HCD_INST.EXE)を起動します。
  6. インストールプログラムの画面に従って作業を進め,インストールする製品を選択するためのダイアログボックスが表示されたら,アンインストールするプログラムを含むサーバセット製品名を選択します。
  7. [インストールの実行]をクリックします。
    サーバセット製品をインストールするGroupmax統合インストーラが起動されます。
  8. 「標準」または「カスタム」のどちらかを選択します。
    「標準」を選択すると,サーバセットの構成製品のインストールを開始します。
    「カスタム」を選択すると,インストールする製品を選択するためのダイアログボックスが表示されます。
  9. 8.で「カスタム」を選択した場合は「Groupmax Address Server Version 7」を選択します。
    Address Serverのインストールオプションを選択するダイアログボックスが表示されます。
  10. 「削除(D)」をチェックして[続行(G)]ボタンを選択します。
    Address Serverのソフトウェアが削除されます。ディレクトリ,ファイル,及びレジストリエントリが削除されます。
    注意
    Address Serverをアンインストールした場合,上位Groupmaxアプリケーションとの連動についての設定も失われ,正常に動作しなくなる場合があります。Address Serverをアンインストールした場合の各Groupmaxアプリケーション側の対応については,各マニュアルを参照してください。

(3) データベースファイルの削除

データベースファイルの削除には,Object Serverを使います。Object Server管理ツールから「データベース環境設定」を起動し,「データベースのエリアの削除(R)」を選択して削除します。

(a) Address Server,Mail Server以外のGroupmaxアプリケーションも使用している場合

初期設定パラメタファイルに記述した次のファイルを削除してください。

GMA_LASTSEQNO_Type GMA_USERCONFIG_Type
GMA_USERCONFIG_ORNAME GMA_SENDMAILMAIN_Type
GMA_SENDRECIPIENTS_Type GMA_SENDRECIPIENTS_ORNAME
GMA_KMLT_Type GMA_RECVMAILMAIN_Type
GMA_REPORTMAIN_Type GMA_NOTICEMAIN_Type
GMA_RODATA_Type GMA_AORT_Type
GMA_CMPT_Type GMA_IORT_Type
GMA_LORT_Type GMA_LUST_Type
GMA_NXCT_Type GMA_NXIT_Type
GMA_NXIT_OR_NAME GMA_NXLT_Type
GMA_TEMT_Type GMA_TERMT_Type
GMA_USRT_Type GMA_USRT_OR_NAME
GMA_BDIT_Type GMA_BRDT_Type
GMA_KAIRANDB_Type GMA_HUST_Type
GMA_UDAT_Type GMA_UDNT_Type
GMA_GMAT_Type GMA_GMAT_ATTR
GMA_INDEX_MAIL GMA_INDEX_USER
(b) Address Server,Mail Server以外のGroupmaxアプリケーションを使用していない場合

初期設定パラメタファイルに記述した次のファイルを削除してください。

master01(マスタディレクトリ用ファイル) data01(データディレクトリ用ファイル)
dictionary01(ディクショナリ用ファイル) oidindex01(OIDインデクス用ファイル)
GMA_LASTSEQNO_Type GMA_USERCONFIG_Type
GMA_USERCONFIG_ORNAME GMA_SENDMAILMAIN_Type
GMA_SENDRECIPIENTS_Type GMA_SENDRECIPIENTS_ORNAME
GMA_KMLT_Type GMA_RECVMAILMAIN_Type
GMA_REPORTMAIN_Type GMA_NOTICEMAIN_Type
GMA_RODATA_Type GMA_AORT_Type
GMA_CMPT_Type GMA_IORT_Type
GMA_LORT_Type GMA_LUST_Type
GMA_NXCT_Type GMA_NXIT_Type
GMA_NXIT_OR_NAME GMA_NXLT_Type
GMA_TEMT_Type GMA_TERMT_Type
GMA_USRT_Type GMA_USRT_OR_NAME
GMA_BDIT_Type GMA_BRDT_Type
GMA_KAIRANDB_Type GMA_HUST_Type
GMA_UDAT_Type GMA_UDNT_Type
GMA_GMAT_Type GMA_GMAT_ATTR
GMA_INDEX_MAIL GMA_INDEX_USER