Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド 基本操作編

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1.2.2 サーバの種類

次に,各サーバの機能と実行する処理を示します。

マスタ管理サーバ
アドレス管理ドメイン全体を管理するサーバです。一つのアドレス管理ドメインに一つだけあり,サーバマシンで動作します。
マスタ管理サーバの機能を次に示します。
  • アドレス管理ドメイン全体のシステム構成情報の管理
  • サイトの登録
  • アドレスサーバ,メールサーバの登録
  • ユーザや組織の登録
  • グループの登録
  • 役職の定義
  • 各サーバへの登録情報の配布
運転席または一括登録ユティリティで,ユーザ,組織,グループ及び掲示板アクセス権限を登録すると,最初にマスタ管理サーバのデータベースに登録されます。その後,マスタ管理サーバは,登録された情報の複製(レプリカ)をアドレスサーバに転送します。そして,アドレスサーバは,受け取った情報を自分のデータベースに登録します。これをレプリケーションといいます。

アドレスサーバ/メールサーバ
Address Serverがインストールされ,サイトに登録されたサーバをアドレスサーバと呼びます。アドレスサーバは各Groupmaxアプリケーションからの要求に従って,ログインしようとするユーザを認証します。
アドレスサーバ上にMail Serverがインストールされ,メールアプリケーション情報が設定されたサーバをメールサーバと呼びます。メールサーバは,複数のメールアプリケーションプログラムから構成されています。Address Server及びMail Serverのクライアントからの要求に従って,電子メールや掲示板などのサービスを提供します。
アドレスサーバ,メールサーバはマスタ管理サーバのマシン上にも設定できます。
アドレス管理ドメイン内にメールサーバを設定する場合は,マスタ管理サーバにもメールサーバを設定してください。

レプリケーション中継サーバ
サイト内で一つ設定します。マスタ管理サーバから登録情報の複製(レプリカ)を受信し,サイト内の各アドレスサーバへレプリカを転送します。レプリケーション中継サーバを設定することで,マスタ管理サーバから各サイトへのレプリカの転送が1回で済みます。
アドレスサーバをレプリケーション中継サーバとして設定するには,Address Server - Replication Optionのインストールとセットアップが必要です。マスタ管理サーバは,レプリケーション中継サーバに設定できません。