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COBOL2002 Professional Tool Kit COBOLソース解析ガイド


付録B.1 一意名呼び出し対応付けファイル

一意名を呼び出しているCOBOLプログラムの解析で,VALUE句またはMOVE文による英数字定数の転記以外の方法で一意名が更新される場合,自動的に一意名の呼び出しを解析できません。このように,COBOLソース解析で自動的に一意名の呼び出しを解析できない場合に作成が必要なファイルです。

COBOLソース解析で自動的に解析できない場合,組み込みデータベースの作成時に,一意名の呼び出し先が解決しないことを示す警告メッセージが表示されます。この警告メッセージでCOBOLプログラム名と該当行番号を確認し,一意名呼び出し対応付けファイルを作成してください。

拡張子は,.idcで作成してください。

作成した一意名呼び出し対応付けファイルは,[解析オプション設定]画面の[呼出先プログラム解決]タブに指定します。

形式
"COBOLソースファイル名"△"プログラム名"△"一意名"△"呼び出し先プログラム名"

(凡例)

△:1個以上の半角空白を示します。

説明

一意名呼び出し対応付けファイルに指定する項目です。

COBOLソースファイル名

一意名指定のCALL文が記述されているCOBOLソースファイル名です。

プログラム名

一意名指定のCALL文が記述されているプログラム名です。

一意名

CALL文の一意名です。

呼び出し先プログラム名

呼び出し先のプログラム名です。

注意

"一意名呼び出し対応付けファイル", line 行番号:警告メッセージ