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COBOL2002 Professional Tool Kit COBOLソース解析ガイド


7.4.3 [ソース表示]画面

プログラムのすべてのソースコードが表示されます。

ソース表示は別ウィンドウで表示されます。ソース表示では,指定した部名または節名を最上行に表示するようにスクロールします。ソース表示の左フレームにある部名または節名を選択しても,最上行に表示するようにスクロールします。ただし,該当する部名または節名がCOBOLソースファイルの最下行に近い場合,最上行に表示するようにスクロールしないときがあります。

ソースコード内にCOPY文がある場合は,その位置に登録集原文を展開して表示されます。

なお,この画面のタイトルは「COBOLソースファイル」または「登録集原文ファイル」のリンクから表示された場合は「ソース表示」となり,「プログラム」のリンクから表示された場合は「ソース表示(COPY展開後)」となります。

「COBOLソースファイル」または「登録集原文ファイル」のリンクからのソース表示では,COBOLソースファイルを入力してドキュメントに出力されます。

COBOLソースファイルの入力時の行は,行終端が制御文字で終わる一連の文字列とし,行終端の制御文字は,X'0A'またはX'0D0A'です。ファイル中に0x1a(EOF)が含まれる場合は,ファイルの終端と見なします。COBOLソースファイルに入力できない制御コードを含む場合には,エラーメッセージが出力されます。

図7‒23 ソース表示

[図データ]

ソースコードの文字色の意味を次に示します。ただし,条件によって色が異なる個所があります。

[プログラム名]

COBOLソースファイルの見出し部のPROGRAM-IDです。

[ソースファイル名]

COBOLソースファイル名です。

[パス名]

COBOLソースファイルが格納されているフォルダ名の絶対パスです。なお,フォルダ名の階層が深い,フォルダ名が長いなど,フォルダ名に表示される文字数が多いと,[フォルダ名]の列が縦で表示されることがあります。

左ペインの表示

COBOLソースファイルの部(DIVISION)の見出しと,節(SECTION)の見出しです。プログラムからリンクされた場合だけ表示されます。手続き部の先頭が節の見出しで始まっていない場合,「DUMMY_SEC_1」という節名が表示されます。

ソースコード

COBOLソースファイルのすべてのソースコードがそのまま表示されます。プログラム名に記号(¥,@,#)を含む場合も,COBOL2002の変換規則は適用されないで,そのまま表示されます。

デッドコードの対象になる行は,背景がグレーで表示されます。1行に複数の文があり,一部の文だけがデッドコードの場合でも行全体の背景がグレーになります。

COPY文にPREFIXING指定/SUFFIXING指定があるときは,接頭語/接尾語が付加された表示になりません。

関連項目