earorgコマンド − 組み込みデータベースの再編成
earorgコマンドで組み込みデータベースを再編成する場合,COBOLソース解析用データベース,データ影響波及分析用データベース,またはその両方を指定できます。
形式
earorg 〔-t {all|cblcsa|cbldia}〕 earorg -h
コマンド引数
-
-t {all|cblcsa|cbldia}
組み込みデータベースを再編成する範囲を指定します。
all:組み込みデータベースすべて(デフォルト値)
cblcsa:COBOLソース解析用データベース
cbldia:データ影響波及分析用データベース
-
-h
コマンドのヘルプを表示するときに指定します。
-hオプションは必ず単独で指定し,ほかのオプションと一緒に指定しないでください。
戻り値
戻り値 |
意味 |
---|---|
0 |
正常終了しました。 |
4 |
再編成は完了しましたが,空き容量が少なくなっています。再度,組み込みデータベースの容量が不足することが考えられます。 |
8 |
再編成に失敗しました。 |
上記以外 |
エラーが発生しました。エラーの内容はイベントログに出力されます。 エラーメッセージについては,「5.5 DBユティリティのメッセージ」を参照してください。 |
注意
-
COBOLソース解析またはデータ影響波及分析で使用するデータが,ドライブの容量に比べて大幅に増加した場合は,組み込みデータベースの再編成を実行しても効果が出ないことがあります。この場合は,ディスクの容量を増やしてください。
-
earorgコマンドを実行すると,次に示すログファイルが生成されます。
COBOL2002 Professional Tool Kitのインストール先フォルダ¥logs¥earorg.log
earorg.logは保守用のファイルです。トラブルが起こったときに,保守員または問い合わせ窓口に連絡するときに提供してください。
実行例
> earorg 組み込みデータベースの再編成処理実行中です。 組み込みデータベースの再編成処理が終了するまでに数分以上かかることがあります。 コマンドを実行している間は,Ctrl+Cキーなどで外部から停止しないでください。 組み込みデータベースの再編成処理を完了しました。 >