1.1.3 COBOLプログラムの影響波及の調査
COBOL2002 Developer Professionalを適用すると,COBOLプログラムを修正する影響がどのように波及するかを調査できます。
現状の課題
COBOLプログラムのほとんどは,ほかのプログラムの業務処理を呼び出す構造になっています。システムを改変するため,あるデータを修正する場合,修正の影響がどこまで波及するかを調査する必要があります。しかし,長年にわたって保守されてきたシステムでは,処理の途中で別名の定義に置き換わっていることもあるため,プログラムに熟知していても追跡は困難です。データ形式が厳密であるCOBOLでは,けた数を増やすだけでも演算結果のデータ長に影響するため,慎重に対応しなければなりません。
COBOL2002 Developer Professionalなら
データ影響波及分析を使用して,システム全体のプログラム処理の解析結果から,データの修正がどのプログラムに影響するか(影響波及)を追跡し調査できます。手作業や目視に比べ,プログラムを調査する工数を大幅に低減できます。さらに,調査結果をエビデンスとして残せるので,開発プロジェクト内でのプログラム修正作業にも活用できます。