3.4.34 LXRPID60 (年度(和暦)チェック)
年度(和暦)の妥当性をチェックする「LXRPID60(年度(和暦)チェック)」の変更点は,次のとおりです。
-
新年号の開始日が規定されることによって,改元前の年号の終了日が決まり,改元前の年号の和暦年度範囲チェックが変更になります。
例えば,「和元」の開始日が規定されることによって,「平成」の終了日が決まるため,「平成」の和暦年度範囲チェックが変更になります。「平成」の和暦年度範囲エラー時は,リターンコードに'XRED010'を設定します。なお,改元前は,リターンコードに'LXRED010'が設定されることはありません。
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「明治」〜「平成」の和暦年度範囲チェックに加え,「和元」の和暦年度範囲チェックが追加になります。「和元」の和暦年度範囲エラー時は,リターンコードに'LXRED041'を設定します。
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年号コードが想定外の値のときは,リターンコードに'LXRED002'を設定しますが,最新年の年号コードを仮定してチェックを続行します。
例えば,新年号情報を追加していない場合,「平成」に相当する年号コード('4'または'H')を仮定してチェックを続行しますが,新年号情報を追加した場合,「和元」に相当する年号コード('5'または'W')を仮定してチェックを続行します。
次に「LXRPID60(年度(和暦)チェック)」のインタフェース,処理基準,および注意事項の変更点を示します。ここでは,変更になる個所だけを示します。
- 〈この項の構成〉
(1) インタフェースの変更点
入力(区分:INPUT-PARM=I,CONSTANT=C) |
|||||
---|---|---|---|---|---|
レベル |
項目名 |
属性 |
説明および設定値 |
区分 |
|
(変更前) |
(変更後) |
||||
03 |
I-NNDWA |
X(3) |
年度(和暦) |
年度(和暦) |
I |
形式:NYY |
形式:NYY |
||||
N:年号 |
N:年号 |
||||
YY:年 |
YY:年 |
||||
年号: |
年号: |
||||
(1:明治,2:大正,3:昭和,4:平成)or |
(1:明治,2:大正,3:昭和,4:平成,5:和元)or |
||||
(M:明治,T:大正,S:昭和,H:平成) |
(M:明治,T:大正,S:昭和,H:平成,W:和元) |
(2) 処理基準の変更点
(変更前) |
(変更後) |
||||
---|---|---|---|---|---|
No. |
チェック |
リターンコード |
No. |
チェック |
リターンコード |
2 |
年号=1,2,3,4,M,T,S,H |
LXRED002 |
2 |
年号=1,2,3,4,5,M,T,S,H,W |
LXRED002 |
7 |
平成:元年1月8日〜 |
LXRED010 |
7 |
平成:元年1月8日〜31年4月30日 |
LXRED010 |
− |
− |
− |
8 |
和元:元年5月1日〜※ |
LXRED041 |
- (凡例)
-
−:該当する内容はありません。
- 注※
-
「和元」は,99年12月31日に該当する日までの範囲となります。
さらに改元が起きた場合,「和元」の終了年月日は,最新年号の開始年月日の前日となり,最新年号の範囲は,99年12月31日に該当する日までとなります。
(3) 注意事項の変更点
(変更前) |
(変更後) |
---|---|
年号がエラーのときは,リターンコードに'LXRED002'を設定するが処理を終わらせず,年号=平成を仮定してチェックを続行する。年号以外のエラーがある場合は,そのリターンコードを返す。 |
年号がエラーのときは,リターンコードに'LXRED002'を設定するが処理を終わらせず,年号=和元を仮定してチェックを続行する。年号以外のエラーがある場合は,そのリターンコードを返す。 |