マルチサーバの場合は，次に示す手順で環境設定をします。

(1)管理サーバの環境設定を実行します。

(2)管理サーバ上でSetup Wizard セットアップ管理デーモンを起動します。

(3)子サーバの環境設定を実行します。このとき，子サーバの情報が管理サーバに登録されます。

子サーバの環境設定は一度に１台ずつ実行してください。同時に複数の子サーバの環境設定をすることはできません。

(4)すべての子サーバの環境設定が終わるまで，手順３を繰り返します。

(5)管理サーバ上でSetup Wizard セットアップ管理デーモンを終了します。

(6)すべてのサーバマシンで，Groupmax Object Server(又はGroupmax High-end Object Server)を除くGroupmaxサーバを再起動します。

Setup Wizardを使用したマルチサーバ環境設定の操作の流れを次に示します。

なお，マルチサーバの場合，構成変更はできません。各サーバプログラムの機能で構成変更をしてください。

管理サーバ上で［スタート］−［プログラム］−［Groupmaxサーバ］−［Server Setup Wizard セットアップ管理デーモン］をクリックすると，Server Setup Wizard セットアップ管理デーモンが起動します。

(a)　［マルチサーバセットアップ管理デーモン］ダイアログボックス

［マルチサーバセットアップ管理デーモン］ダイアログボックスでは，Setup Wizard セットアップ管理デーモンと，子サーバ上のSetup Wizardとの接続状態を表示します。

項目の説明

• 接続サーバ
  接続している子サーバの名称を表示します。
  
• 開始時刻
  子サーバが接続した時刻を表示します。
  
• 状態
  子サーバ上のSetup Wizardとの接続状態を表示します。
  ・接続処理中
  接続処理をしています。
  ・接続中
  接続が完了して要求実行待ちとなっています。
  ・サイト情報取得中
  Setup Wizardからのサイト情報取得要求を実行中です。
  ・サイト情報登録中
  Setup Wizardからのサイト情報登録要求を実行中です。
  ・サーバ情報登録中
  Setup Wizardからのサーバ情報登録要求を実行中です。
  ・ユーザ情報登録中
  Setup Wizardからのユーザ情報登録要求を実行中です。
  ・回線障害（終了処理待ち）
  Setup Wizardからの要求を実行中に回線障害が発生したため，処理の完了を待っている状態です。
  

ボタンの説明

• ［終了］ボタン
  マルチサーバセットアップ管理デーモンを終了します。
  

マルチサーバの環境設定後の作業について次に説明します。

• 運用を開始する前に，すべてのサーバマシン上でGroupmax Object Server(又はGroupmax High-end Object Server)を除くGroupmaxサーバを再起動する必要があります。また，Groupmax Workflow Serverのワークフローディレクトリサービス(WFserver Directory Function)を再起動する場合は，スタートアップパラメタに-rを指定してください。
• マルチサーバ環境を再構築する場合は，マスタ管理サーバ及びアドレスサーバの初期化を実行する必要があります。マスタ管理サーバ又はアドレスサーバだけを初期化した場合は，その後の環境設定がエラーになります。