Groupmax Address Server - Monitor/Data Collection Version 6 システム管理者ガイド
![[目次]](FIGURE/CONTENT.GIF)
![[索引]](FIGURE/INDEX.GIF)
![[前へ]](FIGURE/FRONT.GIF)
付録J.5 稼働情報のバックアップを取得する
(1) gcolbkupコマンド
Address Server - Data Collectionの稼働情報をバックアップするためには,バックアップ前にgcolbkupコマンドを使用してバックアップデータをコピーします。ここでは, Address Server - Data Collectionのバックアップコマンドである,gcolbkupコマンドについて説明します。
gcolbkupコマンドは,<Address Server - Data Collectionインストールディレクトリ>\Toolディレクトリにあります。バックアップとリストアの手順については「バックアップとリストア手順 」を参照してください。
- 機能
- Address Server - Data Collectionが作成する稼働情報ファイル,及び,セットアップ情報をコピー先ディレクトリにコピーします。テープなどのバックアップ媒体に保存する場合は,gcolbkupコマンドが正常終了した後に,コピー先ディレクトリを格納してください。
- 形式
gcolbkup [-s] <コピー先ディレクトリ>
- 引数を指定しなかった場合,簡単な使用方法を出力します。
usage: gcolbkup [-s] destination_dir
- 引数
- -s
- 標準出力へのメッセージ出力を抑止します。バッチ運用などでメッセージを標準出力に表示すると問題がある場合に指定します。
- コピー先ディレクトリ
- Address Server - Data Collectionのバックアップ情報のコピー先ディレクトリを指定します。ドライブ名を含めて100文字以内のディレクトリ名を指定します。
- 引数を指定しなかった場合,簡単な使用方法を出力します。
usage: gcolbkup [-s] destination_dir
- 終了値
- コマンド終了時,次の値で終了します。
- 0
- 正常終了。
- 1
- 引数が指定されていません。
- 20
- Address Server - Data Collectionが正常にインストールされていません。
- 21
- 指定したディレクトリパスが100文字を超えています。
- 22
- コピー先ディレクトリ\ColDataディレクトリの削除が正しくできませんでした。
- 23
- コピー先ディレクトリ\ColDataがディレクトリではありません。
- 24
- コピー時にエラーが発生しました。
- 25
- コピー先ディレクトリの完全バス名の取得に失敗しました。
- 26
- Address Server - Data Collectionのセットアップが完了していません。
- 27
- コピー先ディレクトリの削除確認で"n"を応答したため,コマンドを中断しました。
- 28
- Address Server - Data Collectionセットアップが処理中のためコマンドの実行を中止しました。
- 29
- コピー先ディレクトリの確認で"n"を応答したため,コマンドを中断しました。
- 30
- 指定したコピー先ディレクトリがデータ格納ディレクトリ下であるため,コマンドを中断しました。
- 注意
- コピー先ディレクトリ\ColDataディレクトリが存在する場合,コピー先ディレクトリ\ColData以下を削除しても良いかの確認メッセージが出力されます。"n"を応答すると,コマンドはコピーを行わずに終了します。-sオプションが指定されている場合,削除の確認は行われずに強制的に既存コピー先ディレクトリ\ColData以下を削除するので注意してください。
- コピー先ディレクトリを複数指定した場合は,最後に指定したディレクトリが有効になります。
- コピー先ディレクトリにスペースを含むディレクトリを指定する場合は,コピー先ディレクトリを""で囲んでください。
<例>
gcolbkup "C:\Program Files\Backup\990701"
(2) バックアップとリストア手順
- バックアップ手順
- Address Server - Data Collectionのデータ格納ディレクトリをバックアップする手順を次に示します。バックアップはサービスの起動中でも停止中でも実行できます。
- システム管理者のアカウントでログオンする
- <Address Server - Data Collectionインストールディレクトリ>\Tool\gcolbkup <コピー先ディレクトリ> を実行する
データ格納ディレクトリの内容が<コピー先ディレクトリ>にコピーされます。
- <コピー先ディレクトリ>をテープなどのバックアップ媒体に保存する
- 注意
- データ量が多い場合gcolbkupコマンドの実行に時間がかかる場合があります。
- コピー先ディレクトリには十分な空き容量があることを確認してください。コピーに必要な空き容量は,データ格納ディレクトリ下の容量をWindows NTエクスプローラのディレクトリのプロパティなどで確認してください。
- リストア手順
- Address Server - Data Collectionのバックアップデータからのリストアする手順を次に示します。
- Address Server - Data Collectionをインストールする(インストールされた状態の場合この手順は不要です)
- システム管理者のアカウントでログオンする
- 「Address Server - Data Collection」サービスが起動している場合,サービスを停止する
- バックアップしたデータを任意のディレクトリに格納する
- Address Server - Data Collectionセットアップを起動する
- 格納したディレクトリのColDataを除いたパスをデータ格納ディレクトリとして設定する
このとき,「変更前データ格納ディレクトリ以下の情報をコピーする(C)」のチェックは必ずオフにします。
- 「OK」をクリックする
- 「Address Server - Data Collection」サービスを起動する
- 「Address Server」サービスが起動している場合,サービスを再起動する
All Rights Reserved. Copyright (C) 2001, 2015, Hitachi, Ltd.
All Rights Reserved. Copyright (C) 2001, 2015, Hitachi Solutions, Ltd.