SEWB+ クライアントサーバシステム開発ガイド
- <この節の構成>
- (1) ノードID
- (2) 資源の削除
- (3) Windows NT又はWindows 2000のatコマンドなどの利用
- (4) 資源の配布
- (5) 実行中の中止
(1) ノードID
エクスポート・インポートでは,複数のリポジトリ間で資源をやり取りします。このため,指定するノードID※は,複数のリポジトリのデータベース間で重複しない値にしてください。
デフォルト値のノードIDで複数のデータベースを初期化すると,ノードIDが重複するので注意してください。
- 注※
- ノードIDはDBを初期化するときに使用します。
(2) 資源の削除
インポートを実行すると,エクスポートされた資源がインポート先に新規に追加,又はエクスポートされている資源に対応するインポート先の資源が置換されます。しかし,インポートの実行でインポート先の資源が削除されることはありません。このため,次のような運用をお勧めします。
- インポート先に不要な資源がある場合,インポートを実行しても不要な資源は削除されません。インポート先に不要な資源がある状態でインポートを実行すると,インポートの実行後は不要な資源とインポートした資源が混在することになります。このような場合は,インポートを実行する前にインポート先の不要な資源を削除し,その後インポートを実行してください。
- エクスポート元のリポジトリの資源をエクスポート・インポート機能を使用して他のリポジトリに複製する運用を継続的に行っている場合,エクスポート・インポートを実行してもエクスポート元のリポジトリで削除された資源に対応するインポート先の資源は削除されません。このような場合は,エクスポート元で削除された資源に対応するインポート先の資源を削除してください。
(3) Windows NT又はWindows 2000のatコマンドなどの利用
エクスポート・インポート時には,リポジトリにアクセスしないことをお勧めします。そのため,時間の掛かるエクスポート・インポートは夜間や休日に行い,atコマンドなどを使用して自動的に実行させてください。
(4) 資源の配布
資源をほかのリポジトリに配布した後,再度,資源を配布する場合は,インポート時の設定で「上書き」を設定してください。インポート時の設定で「挿入」を選択すると,先に配布した資源には上書きされません。
(5) 実行中の中止
インポートを実行中に中止した場合,中止する前までの資源はインポート先に登録されているので,エクスポート元のリポジトリとインポート先のリポジトリで矛盾が生じてしまいます。インポート先のリポジトリを回復するためには,中止したインポートを再実行してインポートを完了させる必要があります。
エクスポートを実行中に中止した場合,作成途中のエクスポートファイルは削除されます。ただし,ファイルサイズを指定してエクスポートファイルの分割作成をする指定をしていた場合,作成済みのエクスポートファイルは削除されません。
エクスポート・インポートの中止の詳細については,マニュアル「SEWB+/REPOSITORY 運用ガイド」を参照してください。
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