SEWB+ クライアントサーバシステム開発ガイド
設計した分散方式や処理の流れで,要求仕様を実現できるかどうかを検証します。
- <この項の構成>
- (1) 机上検証
- (2) プロトタイプでの検証
設計したシステム処理方式で不明確な点は,文書などで関連部署や製造元に確認します。
設計したシステム処理方式で不明確な点を洗い出し,それらをプロトタイプで確認する必要があるかどうかを判断します。障害回復処理方式など,運用面からの検証も必要です。
なお,プロトタイプを作成して展開する場合には,次の点に注意してください。
- プロトタイプであること及びプロトタイプの目的を明確にし,本稼働するシステムと混同させない。
- 本稼働するシステムのハードウェア及びソフトウェアの購入時期を意識して,プロトタイプでの評価計画を立てる。ハードウェア及びソフトウェアは,まずプロトタイプ用に1セット購入し,評価後に必要台数を手配して各拠点へ展開するとよい。
- 評価するときは,関連製品のバージョンを本稼働させるシステムに合わせるなど,同じ環境を設定する。
プロトタイプ作成の詳細については,「2.5 外部仕様の作成・検討・評価」を参照してください。
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