SEWB+/REPOSITORY 辞書設計ガイド
データ項目は,辞書及びシステムの中で最も基本となる情報です。このデータ項目を共用資源とするために,データ項目には,次のような要素が求められます。
- 区別できる→データ項目はすべてユニークな名称を持つ
- 安定している→組織の変更やシステムの変更の影響を受けない
- 分かりやすい→データ項目の名称を見れば,その意味が分かる
- 扱いやすい→使いたいデータ項目がすぐに探し出せる
この要素を兼ね備えたデータ項目を設計するには,あらかじめプロジェクトの名称基準を定め,それに基づいて適切なデータ項目の名称を付けることが大切です。データ項目の名称は,システム開発に携わる人及びシステムの利用者のだれもが,共通に内容や意味を理解し,使いこなせるものである必要があります。ここでは,お勧めする標準的なデータ項目の名称基準と,名称の標準化について説明します。
- <この節の構成>
- 2.3.1 データ項目の名称基準
- 2.3.2 名称を標準化する
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