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高信頼化システム監視機能 HAモニタ パブリッククラウド編


1.3.1 【AWS】必要な環境

HAモニタを動作させるために必要なAWS環境について説明します。

構成例では,各系にENIを複数個配置していますが,各系にENIを1個ずつ配置して,監視パス,業務LAN,レプリケーションパスを集約する構成にもできます。

遮断対象となるENIを少なくすることによって系切り替え時間を短縮できます。そのため,特に,ネットワーク遮断による系切り替えを使用する場合は,複数の業務LANの集約や,業務LANレプリケーションパス,およびEFSへのアクセス用パスの兼用を検討してください。ネットワーク遮断による系切り替えについては,「(2) ネットワーク遮断による系切り替え」を参照してください。

なお,レプリケーション構成の場合,監視パスとディスクレプリケーションパスは,分けることを推奨します。理由は,次のとおりです。

インスタンス,ENI,EBS,およびEFSの詳細については,AWSのドキュメントを参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 1:1系切り替え構成

構成例を次に示します。

図1‒1 AWS環境構成例(レプリケーション構成)

[図データ]

図1‒2 AWS環境構成例(EBSマルチアタッチによる共有ディスク構成)

[図データ]

図1‒3 AWS環境構成例(EFSによる共有ディスク構成)

[図データ]

EFSによる共有ディスク構成の場合,1つのVPC内でのクラスタ構成にしてください。

(2) 複数スタンバイ構成

構成例を次に示します。

図1‒4 AWS環境構成例(レプリケーション構成)

[図データ]

図1‒5 AWS環境構成例(EBSマルチアタッチによる共有ディスク構成)

[図データ]

図1‒6 AWS環境構成例(EFSによる共有ディスク構成)

[図データ]

EFSによる共有ディスク構成の場合,1つのVPC内でのクラスタ構成にしてください。