Hitachi

高信頼化システム監視機能 HAモニタ パブリッククラウド編


2.1.2 【Azure】系障害時の系切り替え

HAモニタが系障害を検出した場合,系のリセットによって系切り替えをします。Azure環境では,障害系の仮想マシンを強制停止することによって系をリセットし,系切り替えをします。強制停止に失敗した場合は,系切り替え待ち状態となり,オペレータの対処が必要です。

系障害時の,HAモニタの系切り替えの概要を,次の図に示します。

図2‒2 系障害時の系切り替えの概要(Azure)

[図データ]

系障害時の,HAモニタの系切り替えの概要について説明します。番号は,上記の図と対応しています。

  1. 待機系が実行系の系障害を検知する。

  2. 待機系が実行系の強制停止を要求する。

  3. Azureによって実行系が強制停止される。

  4. 系切り替えによって待機系で実行サーバが起動して実行系になる

  5. Azureによって障害が発生した系が再起動される。

  6. 系の起動時にHAモニタおよびサーバを自動起動させる設定にしている場合,再起動した系で待機サーバが起動して待機系になる。