Hitachi

高信頼化システム監視機能 HAモニタ AIX(R)編


6.1 構築の流れ

HAモニタのインストールが完了したあと,システム管理者はスーパユーザの権限でシステムを構築します。

HAモニタのインストールから,各設定を終えてシステムの動作確認ができる状態になるまでのシステム構築の流れを,次に示します。

系を追加する場合の設定

系を追加する場合は,次の手順で設定してください。

  1. HAモニタのインストール(リリースノートを参照)

  2. OSの設定

  3. リセットパスの設定

  4. 監視パスの設定

  5. 定義ファイルの作成(HAモニタ)

  6. ユーザコマンドの作成(任意)

  7. リソースの監視のための設定(任意)

  8. 定義チェック

  9. 障害情報を収集するための設定(任意)

  10. 構築したシステムの動作確認

サーバを追加する場合の設定

サーバを追加する場合は,次の手順で設定してください。

  1. プログラムのインストール(プログラムのマニュアルを参照)(任意)

  2. プログラムのセットアップ(プログラムのマニュアルを参照)

  3. サーバが使用する共有リソースの設定(任意)

  4. SCSIデバイスに関する設定(任意)

  5. モードごとの設定

    サーバモードの場合

    1.定義ファイルの作成(サーバ)

    モニタモードかつ実行サーバの監視をする場合

    1.サーバの起動・停止・監視コマンドの作成

    2.定義ファイルの作成(サーバ)

    モニタモードかつ待機系での監視をする場合

    1.待機サーバの起動・停止・監視時に実行するコマンドの作成

    2.定義ファイルの作成(サーバ)

  6. ユーザコマンドの作成(任意)

  7. リソースの監視のための設定(任意)

  8. 定義チェック

  9. 障害情報を収集するための設定(任意)

  10. 構築したシステムの動作確認

注※

HAモニタが稼働する系が1台で,リセットパスを使用しない環境の場合はこの手順は不要です。その場合は,環境設定コマンド(monsetupコマンド)のオプション-norpstartを実行し,yesを指定してください。詳細は,「9.21 monsetup(HAモニタの環境設定)」を参照してください。

システム構築の目的と,システム構築の流れで必要な手順との対応について説明します。

なお,構築済みのシステムで系やサーバを追加する手順については,「7.11.1 系を追加する」,または「7.11.2 サーバを追加する」を参照してください。