Hitachi

高信頼化システム監視機能 HAモニタ AIX(R)編


7.10.2 系をほかのサーバに移動する

実行系の業務を停止しないでLPMでほかのサーバへLPARを移動します。ハードウェア構成ごとの手順を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) LPARの移動元および移動先でマシンを管理する系切替機構が同じ構成の場合

この構成の場合の,例およびLPARを移動する手順を次に示します。

図7‒12 LPARの移動元および移動先でマシンを管理する系切替機構が同じ場合の例

[図データ]

この図を例にマシン1のLPAR1をマシン0に移動する手順を示します。手順の概要は次のとおりです。

図7‒13 LPARの移動元および移動先でマシンを管理する系切替機構が同じ場合の手順

[図データ]

手順の詳細は次のとおりです。

  1. 業務1の待機サーバを停止する。

    マシン2のLPAR3の業務1を待機サーバ停止コマンド(monsbystp コマンド)で停止します。

    複数スタンバイ構成など,業務1の待機サーバがほかの系にもある場合は,すべて停止してください。また,業務1以外にLPAR1の実行サーバに対応する待機サーバがある場合は,すべて停止してください。

  2. 移動する系の待機サーバを停止する。

    マシン1のLPAR1の業務2を待機サーバ停止コマンド(monsbystp コマンド)で停止します。LPMで移動するLPARの待機サーバはすべて停止してください。

  3. 一時的にマシンのハードリセットを無効にする。

    LPMでのLPARの移動に影響を与えないようにするため,一時的に系切替機構(#1)でハードリセットを無効にします。系切替機構のコマンドウィンドウで"ha-lpm on"を実行してください。具体的な操作方法については,系切替機構のドキュメントを参照してください。

  4. 系切替機構に登録されている系の情報を削除する。

    マシン1を管理する系切替機構(#1)でHAモニタが起動時に登録したLPAR1の情報(ホストアドレス情報)を削除します。操作は系切替機構で実施してください。操作方法については,系切替機構のドキュメントを参照してください。

  5. 系を移動する。

    ハードウェアマネージメントコンソールを操作し,LPMでマシン1のLPAR1をマシン0に移動します。LPMの操作については,ハードウェアマネージメントコンソールのドキュメントを参照してください。

  6. リセットパスを再設定する。

    リセットパスを再設定します。HAモニタの環境設定コマンド(monsetupコマンド)で,monsetup -rpまたはmonsetup -ttyを実行してください。

    リセットパスの再設定の例(monsetup -rpを実行)
    > monsetup -rp
      系切替機構にTHE-HA-004xを使用している場合における,
      システムリセットのためのリセットパスの設定を行います。
      設定を中断したい場合は,[CTRL]+[D]キーを押してください。
     
    実行する処理を番号で選択してください。
     1. 設定を行う
     2. 現在の設定を表示する
     3. 終了
    --->1
    HAモニタが稼働するシステムの「管理システム名」「パーティション名」を自動取得中です。
    取得完了しました。
    HAモニタがリセットパスに使用するIPアドレスを入力してください。
    値を入力しなかった場合は現在の設定を使用します。現在の設定:192.168.1.140
    --->
    HAモニタがリセットパスに使用するポート番号を入力してください。
    値を入力しなかった場合は現在の設定を使用します。現在の設定:57770
    --->
    系切替機構のIPアドレスを入力してください。
    値を入力しなかった場合は現在の設定を使用します。現在の設定:192.168.1.110
    --->
    系切替機構のポート番号を選択してください。
    値を入力しなかった場合は現在の設定を使用します。現在の設定:57777
     1.57777
     2.57778
    --->
    リセットパスを二重化するかどうか選択してください。
    値を入力しなかった場合は現在の設定を使用します。現在の設定:しない
     1. する
     2. しない
    --->
     
    設定が完了しました。現在の設定を表示します。
     
    管理システム名...................: auto
    パーティション名.................: auto
    リセットパスのIPアドレス........: 192.168.1.140
    リセットパスのポート番号.........: 57770
    系切替機構のIPアドレス..........: 192.168.1.110
    系切替機構のポート番号...........: 57777
     
    実行する処理を番号で選択してください。
    1. 設定を行う
    2. 現在の設定を表示する
    3. 終了
    --->3
    コマンドを終了します。
    >
    注※

    Enterキーを押して,現在の設定を引き継いでください。

    リセットパスの再設定の例(monsetup -ttyを実行)
    > monsetup -tty
      システムリセットのためのリセットパスの設定を行います。
      設定を中断したい場合は、[CTRL]+[D]キーを押してください。
     
    実行する処理を番号で選択してください。
     1. 設定を行う
     2. 現在の設定を表示する
     3. 終了
    --->2
     
    系切替機構にTHE-HA-004xを使用しています。
    系切替機構のバージョンは,03-15〜です。
    管理システム名...................: Server-xxxx-xxx-xxxxxxxxx
    パーティション名.................: LPAR1※1
    リセットパスのIPアドレス........: 192.168.1.140※1
    リセットパスのポート番号.........: 57770※1
    系切替機構のIPアドレス..........: 192.168.1.110※1
    系切替機構のポート番号...........: 57777※1
     
    実行する処理を番号で選択してください。
    1. 設定を行う
    2. 現在の設定を表示する
    3. 終了
    --->1
    系切替機構にTHE-HA-0021を使用していますか?
    1. はい
    2. いいえ
    --->2
    系切替機構にTHE-HA-0022を使用していますか?
    1. はい
    2. いいえ
    --->2
    系切替機構にTHE-HA-004xを使用していますか?
    1. はい
    2. いいえ
    --->1
    系切替機構のバージョンを選択してください。
    1. 01-00 〜
    2. 02-07 〜
    3. 03-15 〜
    --->3
    続けてリセットパスの設定を行いますか?
    1. はい
    2. いいえ
    --->1
    HAモニタが稼動するシステムの「管理システム名」を入力してください。例:MS0001
    --->Server-ZZZZ-ZZZ-ZZZZZZZZZ※2
    HAモニタが稼動するシステムの「パーティション名」を入力してください。例:LPAR0001
    --->LPAR1※3
    HAモニタがリセットパスに使用するIPアドレスを入力してください。例:192.168.0.1
    --->192.168.1.140※3
    HAモニタがリセットパスに使用するポート番号を入力してください。例:10000
    --->57770※3
    系切替機構のIPアドレスを入力してください。例:192.168.0.2
    --->192.168.1.110※3
    系切替機構のポート番号を入力してください。例:15000
    --->57777※3
    系切替機構を2重化する場合は、HAモニタが交替用リセットパスに使用するIPアドレスを入力して下さい。
    2重化しない場合は、そのまま[Enter]キーを押して下さい。
    --->
     
    実行する処理を番号で選択してください。
    1. 設定を行う
    2. 現在の設定を表示する
    3. 終了
    --->3
    コマンドを終了します。
    >
    注※1

    出力される値を控えてください。このあとの手順で入力する必要があります。

    注※2

    マシン0の管理システム名を入力してください。管理システム名の確認方法は,系切替機構のドキュメントを参照してください。

    注※3

    ※1で控えた内容を再入力してください。

  7. 再設定内容を確認する。

    手順6で再設定した内容が正しいか確認します。確認は系切替機構(#1)で行います。確認方法は系切替機構のドキュメントを参照してください。

  8. 移動後のLPAR1のリセットパスを閉塞する。

    マシン0のLPAR1で次の操作を行います。

    > ps -ef | grep haresetd
       root 6619136 6488192 3 22:44:59 - 0:00 /opt/hitachi/HAmon/bin/haresetd 6488192 20 5 0 5 U
    > kill -KILL 6619136

    psコマンドで"haresetd"プロセスのPIDを調べます。"haresetd"プロセスは複数表示される場合があります。続けて,調べたPIDにkillコマンドでSIGKILLを送信します。psコマンドで"haresetd"プロセスが複数表示された場合は,すべてのプロセスにSIGKILLを送信してください。

    このとき,syslogKAMN621-Eメッセージが出力されますが無視してください。

  9. リセットパスを復旧する。

    手順8で閉塞したリセットパスを復旧して,再設定した内容をHAモニタに反映します。マシン0のLPAR1でmonspコマンドを実行します。

    > monsp
    KAMN395-I SP Status Display
    host name                      status
    host2                          OK

    接続している全系が"OK"になることを確認してください。

    monspの結果が"OK"にならない場合は,再設定した内容を確認し,手順6からやり直してください。

  10. 他系のリセットパス復旧を確認する。

    マシン2のLPAR3でmonspコマンドを実行して,マシン0のLPAR1の系のリセットパスが復旧していることを確認します。

    > monsp
    KAMN395-I SP Status Display
    host name                      status
    host1                          OK

    複数スタンバイ構成など,マシン0のLPAR1と接続する系が複数ある場合は,接続しているすべての系で実行してください。接続している系は,マシン0のLPAR1で"monshow -c"を実行すると確認できます。

  11. マシン0のLPAR1を管理する系切替機構でハードリセット抑止設定を解除する。

    手順3で一時的に無効にしたマシンのハードリセットを有効にします。系切替機構(#1)で操作します。系切替機構のコマンドウィンドウで"ha-lpm off"を実行してください。具体的な操作方法などについては,系切替機構のドキュメントを参照してください。

  12. 他系の待機サーバを再起動する。

    手順1で停止した業務1の待機サーバを起動します。monbeginコマンドなどで起動してください。手順1でほかの系の待機サーバも停止した場合は,同様にmonbeginコマンドなどで起動してください。

  13. 移動した系の待機サーバを再起動する。

    手順2で停止した業務2の待機サーバを起動します。monbeginコマンドなどで起動してください。手順2で停止した待機サーバが複数ある場合は,すべて起動してください。

なお,LPAR1をマシン0からマシン1に再度移動する場合は,マシン0とマシン1の手順を入れ替えて実施してください。

(2) LPARの移動元および移動先でマシンを管理する系切替機構が同じ構成の場合(リセットパスを二重化しているケース)

この構成の場合の,例およびLPARを移動する手順を次に示します。

図7‒14 LPARの移動元および移動先でマシンを管理する系切替機構が同じ構成の場合(リセットパスを二重化しているケース)の例

[図データ]

この図を例にマシン1のLPAR1をマシン0に移動する手順を示します。手順の概要は次のとおりです。

図7‒15 LPARの移動元および移動先でマシンを管理する系切替機構が同じ構成の場合(リセットパスを二重化しているケース)の手順

[図データ]

手順の詳細は「(1) LPARの移動元および移動先でマシンを管理する系切替機構が同じ構成の場合」を参照してください。ただし,手順3,手順4,手順7,および手順11の操作を,系切替機構(#1)と系切替機構(#2)の両方に対して実施してください。

手順6のリセットパスの再設定の例(monsetup -rpを実行)
> monsetup -rp
  系切替機構にTHE-HA-004xを使用している場合における,
  システムリセットのためのリセットパスの設定を行います。
  設定を中断したい場合は,[CTRL]+[D]キーを押してください。
 
実行する処理を番号で選択してください。
 1. 設定を行う
 2. 現在の設定を表示する
 3. 終了
--->1
HAモニタが稼働するシステムの「管理システム名」「パーティション名」を自動取得中です。
取得完了しました。
HAモニタがリセットパスに使用するIPアドレスを入力してください。
値を入力しなかった場合は現在の設定を使用します。現在の設定:192.168.1.40
--->
HAモニタがリセットパスに使用するポート番号を入力してください。
値を入力しなかった場合は現在の設定を使用します。現在の設定:57770
--->
系切替機構のIPアドレスを入力してください。
値を入力しなかった場合は現在の設定を使用します。現在の設定:192.168.1.10
--->
系切替機構のポート番号を選択してください。
値を入力しなかった場合は現在の設定を使用します。現在の設定:57777
 1.57777
 2.57778
--->
リセットパスを二重化するかどうか選択してください。
値を入力しなかった場合は現在の設定を使用します。現在の設定:する
 1. する
 2. しない
--->
HAモニタが交替用リセットパスに使用するIPアドレスを入力してください。
値を入力しなかった場合は現在の設定を使用します。現在の設定:192.168.2.40
--->
HAモニタが交替用リセットパスに使用するポート番号を入力してください。
値を入力しなかった場合は現在の設定を使用します。現在の設定:57771
--->
交替用系切替機構のIPアドレスを入力してください。
値を入力しなかった場合は現在の設定を使用します。現在の設定:192.168.2.20
--->
交替用系切替機構のポート番号は,「57778」を自動設定します。
そのまま[Enter]キーを押してください。
--->
 
設定が完了しました。現在の設定を表示します。
 
管理システム名...................: auto
パーティション名.................: auto
リセットパスのIPアドレス........: 192.168.1.40
リセットパスのポート番号.........: 57770
系切替機構のIPアドレス..........: 192.168.1.10
系切替機構のポート番号...........: 57778
交替用リセットパスのIPアドレス..: 192.168.2.40
交替用リセットパスのポート番号...: 57771
交替用系切替機構のIPアドレス....: 192.168.2.20
交替用系切替機構のポート番号.....: 57778
 
実行する処理を番号で選択してください。
1. 設定を行う
2. 現在の設定を表示する
3. 終了
--->3
コマンドを終了します。
>
注※

Enterキーを押して,現在の設定を引き継いでください。

なお,LPAR1をマシン0からマシン1に再度移動する場合は,マシン0とマシン1の手順を入れ替えて実施してください。

手順6のリセットパスの再設定の例(monsetup -ttyを実行)
> monsetup -tty
  システムリセットのためのリセットパスの設定を行います。
  設定を中断したい場合は、[CTRL]+[D]キーを押してください。
 
実行する処理を番号で選択してください。
 1. 設定を行う
 2. 現在の設定を表示する
 3. 終了
--->2
 
系切替機構にTHE-HA-004xを使用しています。
系切替機構のバージョンは,03-15〜です。
管理システム名...................: Server-xxxx-xxx-xxxxxxxxx
パーティション名.................: LPAR1※1
リセットパスのIPアドレス........: 192.168.1.40※1
リセットパスのポート番号.........: 57770※1
系切替機構のIPアドレス..........: 192.168.1.10※1
系切替機構のポート番号...........: 57777※1
交替用リセットパスのIPアドレス..: 192.168.2.40※1
交替用リセットパスのポート番号...: 57771※1
交替用系切替機構のIPアドレス....: 192.168.2.20※1
交替用系切替機構のポート番号.....: 57778※1
 
実行する処理を番号で選択してください。
1. 設定を行う
2. 現在の設定を表示する
3. 終了
--->1
系切替機構にTHE-HA-0021を使用していますか?
1. はい
2. いいえ
--->2
系切替機構にTHE-HA-0022を使用していますか?
1. はい
2. いいえ
--->2
系切替機構にTHE-HA-004xを使用していますか?
1. はい
2. いいえ
--->1
系切替機構のバージョンを選択してください。
1. 01-00 〜
2. 02-07 〜
3. 03-15 〜
--->3
続けてリセットパスの設定を行いますか?
1. はい
2. いいえ
--->1
HAモニタが稼動するシステムの「管理システム名」を入力してください。例:MS0001
--->Server-ZZZZ-ZZZ-ZZZZZZZZZ※2
HAモニタが稼動するシステムの「パーティション名」を入力してください。例:LPAR0001
--->LPAR1※3
HAモニタがリセットパスに使用するIPアドレスを入力してください。例:192.168.0.1
--->192.168.1.140※3
HAモニタがリセットパスに使用するポート番号を入力してください。例:10000
--->57770※3
系切替機構のIPアドレスを入力してください。例:192.168.0.2
--->192.168.1.110※3
系切替機構のポート番号を入力してください。例:15000
--->57777※3
系切替機構を2重化する場合は、HAモニタが交替用リセットパスに使用するIPアドレスを入力して下さい。
2重化しない場合は、そのまま[Enter]キーを押して下さい。
--->192.168.2.40※3
HAモニタが交替用リセットパスに使用するポート番号を入力して下さい。
--->57771※3
交替用系切替機構のIPアドレスを入力して下さい。
--->192.168.2.20※3
交替用系切替機構のポート番号を入力して下さい。
--->57778※3
 
実行する処理を番号で選択してください。
1. 設定を行う
2. 現在の設定を表示する
3. 終了
--->3
コマンドを終了します。
>
注※1

出力される値を控えてください。このあとの手順で入力する必要があります。

注※2

マシン0の管理システム名を入力してください。管理システム名の確認方法は,系切替機構のドキュメントを参照してください。

注※3

※1で控えた内容を再入力してください。

なお,LPAR1をマシン0からマシン1に再度移動する場合は,マシン0とマシン1の手順を入れ替えて実施してください。

(3) LPARの移動元および移動先でマシンを管理する系切替機構が異なる構成の場合

この構成の場合の,例およびLPARを移動する手順を次に示します。

図7‒16 LPARの移動元および移動先でマシンを管理する系切替機構が異なる構成の例

[図データ]

この図を例にマシン1のLPAR1をマシン0に移動する手順を示します。手順の概要は次のとおりです。

図7‒17 LPARの移動元および移動先でマシンを管理する系切替機構が異なる場合の手順

[図データ]

手順の詳細は「(1) LPARの移動元および移動先でマシンを管理する系切替機構が同じ構成の場合」を参照してください。ただし,次が異なります。

手順6のリセットパスの再設定の例(monsetup -rpを実行)
> monsetup -rp
  系切替機構にTHE-HA-004xを使用している場合における,
  システムリセットのためのリセットパスの設定を行います。
  設定を中断したい場合は,[CTRL]+[D]キーを押してください。
 
実行する処理を番号で選択してください。
 1. 設定を行う
 2. 現在の設定を表示する
 3. 終了
--->1
HAモニタが稼働するシステムの「管理システム名」「パーティション名」を自動取得中です。
取得完了しました。
HAモニタがリセットパスに使用するIPアドレスを入力してください。
値を入力しなかった場合は現在の設定を使用します。現在の設定:192.168.1.140※1
--->
HAモニタがリセットパスに使用するポート番号を入力してください。
値を入力しなかった場合は現在の設定を使用します。現在の設定:57770※1
--->
系切替機構のIPアドレスを入力してください。
値を入力しなかった場合は現在の設定を使用します。現在の設定:192.168.1.110※1
--->192.168.1.xxx※2
系切替機構のポート番号を選択してください。
値を入力しなかった場合は現在の設定を使用します。現在の設定:57777※1
 1.57777
 2.57778
--->
リセットパスを二重化するかどうか選択してください。
値を入力しなかった場合は現在の設定を使用します。現在の設定:しない※1
 1. する
 2. しない
--->
 
設定が完了しました。現在の設定を表示します。
 
管理システム名...................: auto
パーティション名.................: auto
リセットパスのIPアドレス........: 192.168.1.140
リセットパスのポート番号.........: 57770
系切替機構のIPアドレス..........: 192.168.1.xxx
系切替機構のポート番号...........: 57777
 
実行する処理を番号で選択してください。
1. 設定を行う
2. 現在の設定を表示する
3. 終了
--->3
コマンドを終了します。
>
注※1

Enterキーを押して,現在の設定を引き継いでください。

注※2

マシン0を管理する系切替機構のIPアドレスを入力してください。

なお,LPAR1をマシン0からマシン1に再度移動する場合は,次のとおり手順が異なります。

手順6のリセットパスの再設定の例(monsetup -ttyを実行)
> monsetup -tty
  システムリセットのためのリセットパスの設定を行います。
  設定を中断したい場合は、[CTRL]+[D]キーを押してください。
 
実行する処理を番号で選択してください。
1. 設定を行う
2. 現在の設定を表示する
3. 終了
--->2
 
系切替機構にTHE-HA-004xを使用しています。
系切替機構のバージョンは,03-15〜です。
管理システム名...................: Server-xxxx-xxx-xxxxxxxxx
パーティション名.................: LPAR1※1
リセットパスのIPアドレス........: 192.168.1.140※1
リセットパスのポート番号.........: 57770※1
系切替機構のIPアドレス..........: 192.168.1.110
系切替機構のポート番号...........: 57777※1
 
実行する処理を番号で選択してください。
1. 設定を行う
2. 現在の設定を表示する
3. 終了
--->1
系切替機構にTHE-HA-0021を使用していますか?
1. はい
2. いいえ
--->2
系切替機構にTHE-HA-0022を使用していますか?
1. はい
2. いいえ
--->2
系切替機構にTHE-HA-004xを使用していますか?
1. はい
2. いいえ
--->1
系切替機構のバージョンを選択してください。
1. 01-00 〜
2. 02-07 〜
3. 03-15 〜
--->3
続けてリセットパスの設定を行いますか?
1. はい
2. いいえ
--->1
HAモニタが稼動するシステムの「管理システム名」を入力してください。例:MS0001
--->Server-ZZZZ-ZZZ-ZZZZZZZZZ※2
HAモニタが稼動するシステムの「パーティション名」を入力してください。例:LPAR0001
--->LPAR1※3
HAモニタがリセットパスに使用するIPアドレスを入力してください。例:192.168.0.1
--->192.168.1.140※3
HAモニタがリセットパスに使用するポート番号を入力してください。例:10000
--->57770※3
系切替機構のIPアドレスを入力してください。例:192.168.0.2
--->192.168.1.XXX※4
系切替機構のポート番号を入力してください。例:1500
--->57777※3
系切替機構を2重化する場合は、HAモニタが交替用リセットパスに使用するIPアドレスを入力して下さい。
2重化しない場合は、そのまま[Enter]キーを押して下さい。
--->
 
実行する処理を番号で選択してください。
1. 設定を行う
2. 現在の設定を表示する
3. 終了
--->3
コマンドを終了します。
>
注※1

出力される値を控えてください。このあとの手順で入力する必要があります。

注※2

マシン0の管理システム名を入力してください。管理システム名の確認方法は,系切替機構のドキュメントを参照してください。

注※3

※1で控えた内容を再入力してください。

注※4

マシン0を管理する系切替機構のIPアドレスを入力してください。

なお,LPAR1をマシン0からマシン1に再度移動する場合は,次のとおり手順が異なります。

(4) LPARの移動元および移動先でマシンを管理する系切替機構が異なる構成の場合(リセットパスを二重化しているケース)

この構成の場合の,例およびLPARを移動する手順を次に示します。

図7‒18 LPARの移動元および移動先でマシンを管理する系切替機構が異なる構成の場合(リセットパスを二重化しているケース)の例

[図データ]

この図を例にマシン1のLPAR1をマシン2に移動する手順を示します。手順の概要は次のとおりです。

図7‒19 LPARの移動元および移動先でマシンを管理する系切替機構が異なる構成の場合(リセットパスを二重化しているケース)の手順

[図データ]

手順の詳細は「(1) LPARの移動元および移動先でマシンを管理する系切替機構が同じ構成の場合」を参照してください。ただし,次が異なります。

手順6のリセットパスの再設定の例(monsetup -rpを実行)
> monsetup -rp
  系切替機構にTHE-HA-004xを使用している場合における,
  システムリセットのためのリセットパスの設定を行います。
  設定を中断したい場合は,[CTRL]+[D]キーを押してください。
 
実行する処理を番号で選択してください。
 1. 設定を行う
 2. 現在の設定を表示する
 3. 終了
--->1
HAモニタが稼働するシステムの「管理システム名」「パーティション名」を自動取得中です。
取得完了しました。
HAモニタがリセットパスに使用するIPアドレスを入力してください。
値を入力しなかった場合は現在の設定を使用します。現在の設定:192.168.1.40※1
--->
HAモニタがリセットパスに使用するポート番号を入力してください。
値を入力しなかった場合は現在の設定を使用します。現在の設定:57770※1
--->
系切替機構のIPアドレスを入力してください。
値を入力しなかった場合は現在の設定を使用します。現在の設定:192.168.1.10※1
--->192.168.1.xxx※2
系切替機構のポート番号を選択してください。
値を入力しなかった場合は現在の設定を使用します。現在の設定:57777※1
 1.57777
 2.57778
--->
リセットパスを二重化するかどうか選択してください。
値を入力しなかった場合は現在の設定を使用します。現在の設定:する※1
 1. する
 2. しない
--->
HAモニタが交替用リセットパスに使用するIPアドレスを入力してください。
値を入力しなかった場合は現在の設定を使用します。現在の設定:192.168.2.40※1
--->
HAモニタが交替用リセットパスに使用するポート番号を入力してください。
値を入力しなかった場合は現在の設定を使用します。現在の設定:57771※1
--->
交替用系切替機構のIPアドレスを入力してください。
値を入力しなかった場合は現在の設定を使用します。現在の設定:192.168.2.20
--->192.168.2.XXX※2
交替用系切替機構のポート番号は,「57778」※1を自動設定します。
そのまま[Enter]キーを押してください。
--->
 
設定が完了しました。現在の設定を表示します。
 
管理システム名...................: auto
パーティション名.................: auto
リセットパスのIPアドレス........: 192.168.1.40
リセットパスのポート番号.........: 57770
系切替機構のIPアドレス..........: 192.168.1.XXX
系切替機構のポート番号...........: 57778
交替用リセットパスのIPアドレス..: 192.168.2.40
交替用リセットパスのポート番号...: 57771
交替用系切替機構のIPアドレス....: 192.168.2.XXX
交替用系切替機構のポート番号.....: 57778
 
実行する処理を番号で選択してください。
1. 設定を行う
2. 現在の設定を表示する
3. 終了
--->3
コマンドを終了します。
>
注※1

Enterキーを押して,現在の設定を引き継いでください。

注※2

マシン2を管理する系切替機構のIPアドレスを入力してください。

なお,LPAR1をマシン2からマシン1に再移動する場合は,次のとおり手順が異なります。

手順6のリセットパスの再設定の例(monsetup -ttyを実行)
> monsetup -tty
  システムリセットのためのリセットパスの設定を行います。
  設定を中断したい場合は、[CTRL]+[D]キーを押してください。
 
実行する処理を番号で選択してください。
1. 設定を行う
2. 現在の設定を表示する
3. 終了
--->2
 
系切替機構にTHE-HA-004xを使用しています。
系切替機構のバージョンは,03-15〜です。
管理システム名...................: Server-xxxx-xxx-xxxxxxxxx
パーティション名.................: LPAR1※1
リセットパスのIPアドレス........: 192.168.1.40※1
リセットパスのポート番号.........: 57770※1
系切替機構のIPアドレス..........: 192.168.1.10
系切替機構のポート番号...........: 57777※1
交替用リセットパスのIPアドレス..: 192.168.2.40※1
交替用リセットパスのポート番号...: 57771※1
交替用系切替機構のIPアドレス....: 192.168.2.20
交替用系切替機構のポート番号.....: 57778※1
 
実行する処理を番号で選択してください。
1. 設定を行う
2. 現在の設定を表示する
3. 終了
--->1
系切替機構にTHE-HA-0021を使用していますか?
1. はい
2. いいえ
--->2
系切替機構にTHE-HA-0022を使用していますか?
1. はい
2. いいえ
--->2
系切替機構にTHE-HA-004xを使用していますか?
1. はい
2. いいえ
--->1
系切替機構のバージョンを選択してください。
1. 01-00 〜
2. 02-07 〜
3. 03-15 〜
--->3
続けてリセットパスの設定を行いますか?
1. はい
2. いいえ
--->1
HAモニタが稼動するシステムの「管理システム名」を入力してください。例:MS0001
--->Server-ZZZZ-ZZZ-ZZZZZZZZZ※2
HAモニタが稼動するシステムの「パーティション名」を入力してください。例:LPAR0001
--->LPAR1※3
HAモニタがリセットパスに使用するIPアドレスを入力してください。例:192.168.0.1
--->192.168.1.40※3
HAモニタがリセットパスに使用するポート番号を入力してください。例:10000
--->57770※3
系切替機構のIPアドレスを入力してください。例:192.168.0.2
--->192.168.1.XXX※4
系切替機構のポート番号を入力してください。例:15000
--->57777※3
系切替機構を2重化する場合は、HAモニタが交替用リセットパスに使用するIPアドレスを入力して下さい。
2重化しない場合は、そのまま[Enter]キーを押して下さい。
--->192.168.2.40※3
HAモニタが交替用リセットパスに使用するポート番号を入力して下さい。
--->57771※3
交替用系切替機構のIPアドレスを入力して下さい。
--->192.168.2.YYY※5
交替用系切替機構のポート番号を入力して下さい。
--->57778※3
 
実行する処理を番号で選択してください。
1. 設定を行う
2. 現在の設定を表示する
3. 終了
--->3
コマンドを終了します。
>
注※1

出力される値を控えてください。このあとの手順で入力する必要があります。

注※2

マシン2の管理システム名を入力してください。管理システム名の確認方法は,系切替機構のドキュメントを参照してください。

注※3

※1で控えた内容を再入力してください。

注※4

マシン2を管理する系切替機構のIPアドレスを入力してください。

注※5

マシン2を管理する交代用系切替機構のIPアドレスを入力してください。

なお,LPAR1をマシン2からマシン1に再移動する場合は,次のとおり手順が異なります。