Hitachi

高信頼化システム監視機能 HAモニタ AIX(R)編


4.3.5 通信回線の管理

HAモニタは,回線切替装置および回線アダプタ(LA)を制御して,通信回線を切り替えます。

〈この項の構成〉

(1) 接続

通信回線は,LAおよび回線切替装置を介して接続します。LAの制御は,XNFが行います。

システム起動時には,XNFは,実行系と待機系のLAをスタンバイ状態にしておきます。通信回線との接続時には,HAモニタは回線切替装置に,自系に接続するよう要求します。回線切替装置が通信回線を自系に接続したあと,HAモニタは実行系のLAをオンライン状態にします。通信回線との接続の流れを次の図に示します。

図4‒28 通信回線との接続の流れ

[図データ]

(2) 切り替え

通信回線を切り替える場合,実行系のオンライン状態のLAをスタンバイ状態にします。また,待機系で回線切替装置に対する自系への接続要求をしたあとに,待機系のスタンバイ状態のLAをオンライン状態にして,通信回線を切り替えます。

サーバ障害時の通信回線の切り替えの流れを,次の図に示します。

図4‒29 サーバ障害時の通信回線の切り替えの流れ

[図データ]

系障害時の通信回線の切り替えの流れを,次の図に示します。

図4‒30 系障害時の通信回線の切り替えの流れ

[図データ]