Hitachi

高信頼化システム監視機能 HAモニタ AIX(R)編


3.5.2 サーバやHAモニタの状態変化時のコマンド発行

HAモニタでは,サーバの状態変化やHAモニタの状態変化時に,ユーザが作成したコマンドを自動発行できます。このコマンドをユーザコマンドと呼びます。ユーザコマンドの作成は任意です。

〈この項の構成〉

(1) ユーザコマンドを使用するメリット

ユーザコマンドを作成しておくと,サーバの起動や系切り替え,サーバ障害発生時などのHAモニタの処理を契機に,HAモニタにユーザ任意の処理を自動で実行させることができます。

ユーザコマンド内に,HAモニタが対応していない共有リソースの処理を記載しておくことで,任意のリソースを系間で共有することもできます。

ユーザコマンドが発行されるタイミングの詳細や,HAモニタからユーザコマンドに渡されるパラメタについては,「6.12 ユーザコマンドの作成」を参照してください。

(2) 必要な環境設定

ユーザコマンドを作成し,HAモニタの環境設定のusrcommandオペランドに,作成したユーザコマンドを指定します。ユーザコマンドの作成方法,およびコーディング例については,「6.12 ユーザコマンドの作成」を参照してください。