Hitachi

高信頼化システム監視機能 HAモニタ AIX(R)編


1.6.2 必要なソフトウェア

HAモニタを動作させるために必要なソフトウェアについて説明します。ソフトウェア構成例を,次の図に示します。

図1‒11 ソフトウェア構成例

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) カーネル

AIX

システムの基盤となるオペレーティングシステムです。

HA Booster

共有ディスクの切り替えを高速にしたり,他系でのOSパニックを検知したりするための製品です。

(2) 系切り替え制御

HAモニタ

系切り替えを制御します。

(3) 通信管理

XNF

通信回線と接続する際に,回線をオンラインにするか,スタンバイにするかを制御するなど,通信の管理をします。回線切替装置は,HAモニタ内部のドライバを介して制御します。

(4) 運用管理

JP1

システム内で発生したイベントを管理します。

(5) プログラム

HAモニタを使用した系切り替え構成では,HAモニタとのインタフェースを持つか,持たないかによって,HAモニタで使用できる機能の範囲が異なります。HAモニタで使用できるプログラムを次に示します。

(a) HAモニタとのインタフェースを持つプログラム

OpenTP1

分散トランザクション処理を実現する,トランザクション処理モニタです。

HiRDB

スケーラブルなシステム構築を実現する,リレーショナルデータベース管理システムです。

(b) HAモニタとのインタフェースを持たないプログラム

Cosminexus

ビジネスを具現化する,アプリケーション基盤です。アプリケーションサーバ,SOA基盤製品,OLTP製品,帳票関連製品などがあります。

JP1

ITシステムの安定した運用を支える,統合システム運用管理製品です。統合管理製品,ジョブ管理製品,資産・配布管理製品,ネットワーク管理製品などがあります。

その他のサーバ

前述以外のサーバを示します。