7.5.8 共有ディスクのデバイス障害に対処する(実行サーバ終了時)(共有ディスクのSCSIリザーブをする場合)
実行サーバ終了時に,サーバ対応の環境設定のscsi_deviceオペランド,またはdmmp_deviceオペランドに指定したデバイスでI/Oエラーが発生した場合は,メッセージKAMN725-W,およびKAMN726-Eを出力してOSを停止します。マルチパスソフトウェアによる冗長化構成の場合は,同じ共有ディスクのすべてのパスに障害が発生したときにだけ,メッセージKAMN726-Eが出力されます。同じ共有ディスクの一部のパスの障害では,OSを停止しないでサーバの終了処理を続行する。
実行サーバ終了後に復旧する場合の手順を次に示します。
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デバイス障害の原因を調査する。
メッセージKAMN725-W,KAMN726-E,およびカーネルが出力するメッセージを参照したり,ハードウェアの管理ツールを使用したりして,障害の原因を調査してください。
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デバイス障害の原因を取り除く。
原因となった機器を交換するなどし,デバイス障害の原因を取り除いてください。
マルチパスソフトウェアによる冗長化構成の場合は,この時点ではまだ障害となったパスをオンライン状態に回復(フェイルバック)しないでください。
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マルチパス構成の場合は,障害から復旧したパスをオンライン状態に回復(フェイルバック)する。
マルチパスソフトウェア(HDLM,DMMP,またはHFC-PCM)のコマンドを使用して,復旧したパスをオンライン状態に回復(フェイルバック)します。パスをオンライン状態に回復する方法については,マニュアルHitachi Dynamic Link Manager Software ユーザーズガイド(Linux(R)用),DMMPまたはHFC-PCMのマニュアルを参照してください。
シングルパス構成,またはVMware ESXiでの仮想化環境(DMMP未使用時)の場合はこの手順は不要です。
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リザーブを解除する。
実行サーバの正常終了時に障害が発生した場合は,「7.5.12 共有ディスクのSCSIリザーブの解除手順」を参照してリザーブを解除してください。
なお,実行サーバの計画終了時,または異常終了時に障害が発生した場合は,待機サーバが強制的にリザーブを確保するため,リザーブを解除する必要はありません。