6.27.5 システムに掛かる負荷のテスト
系切り替えのテストが完了したら,システムに掛かる負荷のテストをします。実際の運用と同じようにシステムを稼働させ,定義ファイルに指定した系障害監視時間またはサーバ障害監視時間に問題がないかをテストしてください。
システムに掛かる負荷のテストは,監視履歴を使用して行います。監視履歴については,「7.6 高負荷による障害発生を防止するための運用」を参照してください。
相互系切り替え構成やマルチスタンバイ構成で,系切り替え後の片寄せや縮退の状態で運用を行う場合,本番と同様の負荷を掛けてもスローダウンが発生せず,システムのスループットやレスポンスが性能要件を満たすことを確認してください。
システムに掛かる負荷のテストが完了したら,構築したシステムの動作確認は終了です。