6.23.6 起動・停止・監視コマンドの設定
起動,停止,および監視コマンドのサンプルファイルは,HAモニタサンプルファイル用ディレクトリの下に格納されています。これらのファイルをコピーして書き換えてください。
コマンドを作成したあと,サーバ対応の環境設定(servers)に,各コマンドを指定します。サーバ対応の環境設定(servers)への指定については,「8.4.1 サーバ対応の環境設定(servers)」を参照してください。
- メモ
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シェル変数の指定値以外は,各コマンドのサンプルファイルの内容をそのまま使用することを推奨します。
シェル変数の指定値以外を変更した場合は,変更した内容を十分に確認してください。
- ●起動コマンド(nfs_actcommand)
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起動コマンドのサンプルファイルの内容を次に示します。
#!/bin/bash SERVER=serv1 ##### : (起動処理) :
起動コマンドに指定するシェル変数を次に示します。
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SERVER:サーバ識別名を指定します。
起動コマンドの処理内容を次に示します。
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NFSサービスの常駐プロセスが起動されていない場合は,該当するプロセスを起動します。
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HAモニタのエクスポート設定ファイルに指定されているディレクトリを,OSのexportfsコマンドでエクスポートします。
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- ●停止コマンド(nfs_termcommand)
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停止コマンドのサンプルファイルの内容を次に示します。
#!/bin/bash SERVER=serv1 ##### : (停止処理) :
停止コマンドに指定するシェル変数を次に示します。
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SERVER:サーバ識別名を指定します。
停止コマンドの処理内容を次に示します。
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ファイルアクセスを確実に遮断してファイルシステムをアンマウントするために,nfsdを再起動します。
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- ●監視コマンド(nfs_patrolcommand)
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監視コマンドのサンプルファイルの内容を次に示します。
#!/bin/bash SERVER=serv1 PATROL_INTER=5 PATROL_RETRY=1 ##### : (監視処理) :
監視コマンドに指定するシェル変数を次に示します。
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SERVER:サーバ識別名を指定します。
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PATROL_INTER:監視処理の実行間隔(監視処理が終了してから次の監視処理を開始するまでの間隔)を秒単位で指定します。1~86400の範囲で指定してください。なお,範囲外の値を指定した場合は,デフォルト値の5秒が適用されます。
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PATROL_RETRY:監視処理で異常を検知した場合の監視リトライ回数を指定します。0~100の範囲で指定してください。範囲外の値を指定したの場合は,デフォルト値の1回が適用されます。
- メモ
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障害が発生してからHAモニタが障害を検知するまでに掛かる最大時間は,「PATROL_INTERの指定値×(PATROL_RETRYの指定値+1)」秒となります。
監視コマンドの処理内容を次に示します。
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NFSサービスの常駐プロセスが起動されているかどうかをチェックします。プロセスが起動されていない場合,障害として終了コード1で監視コマンドを終了します。
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シェル変数SERVERに指定したサーバ識別名のエクスポート設定ファイルに指定されているディレクトリが,すべてエクスポートされているかどうかをチェックします。エクスポートされていないディレクトリが1つでもあれば,障害として終了コード8で監視コマンドを終了します。
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