Hitachi

高信頼化システム監視機能 HAモニタ Linux(R)(x86)編


4.3.1 共有ディスクの管理

サーバが共有ディスクを使用する場合,HAモニタはOSのコマンドを使用して,共有ディスクとの接続および切り替えを制御します。HAモニタは,ボリュームグループ単位で切り替えを制御します。

共有ディスクの制御方法とHAモニタが実行するコマンド形式を次の表に示します。

表4‒6 共有ディスクの制御方法とHAモニタが実行するコマンドの形式

制御方法

実行するコマンドの形式

参照+更新接続

vgchange -a y ボリュームグループのパス名

切り離し

vgchange -a n ボリュームグループのパス名

参照+更新接続時に,vgchangeコマンドにオプションを付けて実行するには,サーバ対応の環境設定のvg_on_optオペランドに指定します。

〈この項の構成〉

(1) 接続

共有ディスクとの接続は,カーネルがします。

HAモニタと共有ディスクとの接続時には,実行サーバが共有ディスクを使用しているときに待機サーバから共有ディスクにアクセスできないように,ボリュームグループ単位に,論理的に排他制御をします。

共有ディスクとの接続の流れを,次に示します。

図4‒17 共有ディスクとの接続の流れ

[図データ]

(2) 切り替え

共有ディスクの切り替え時には,障害が発生した系のサーバからは共有ディスクにアクセスできないようにし,業務処理を引き継ぐ系のサーバからは共有ディスクにアクセスできるように排他制御をします。また,ボリュームグループの切り離し時には,OSのfuserコマンドによって,共有ディスクを使用しているすべてのプロセスを強制停止します。

共有ディスクの切り替えの流れは,サーバ障害時と系障害時とで異なります。サーバ障害時の共有ディスクの切り替えの流れを,次の図に示します。

図4‒18 サーバ障害時の共有ディスクの切り替えの流れ

[図データ]

系障害時の共有ディスクの切り替えの流れを,次の図に示します。

図4‒19 系障害時の共有ディスクの切り替えの流れ

[図データ]

(3) ログファイル

ボリュームグループの接続時および切り離し時に,その実行結果が/opt/hitachi/HAmon/spool/の下に「ボリュームグループ名.vglog」というファイル名で,ボリュームグループごとに出力されます。エラーが発生した場合,このログファイルを参照し,エラー要因を調査してください。

ログ取得時にログファイルが65,535バイトを超える場合,HAモニタは,「ボリュームグループ名.vglog_old」というファイル名でバックアップファイルを作成しクリアしてから,再度ログを取得します。