6.26 構築したシステムの動作確認
システムの構築が完了して設定と定義のチェックに問題がなかったら,構築システムの動作確認をしてください。動作確認では,実際にHAモニタの起動・停止,サーバの起動・停止,および系切り替えを実行することで,正常に動作するかどうかを確認します。
次の項目に注意して,システムの動作確認をしてください。
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HAモニタやサーバを正常に起動・停止できるか。
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エラーメッセージは出力されていないか。
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サーバとクライアント間で通信できるか。
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サーバを使用した業務処理ができるか。
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系切り替えをした場合,共有リソースを系切り替え後の系から使用できるか。
システムの動作確認の流れを,次に示します。
- 系を追加したあとの確認
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系を追加したあとは,次の手順で動作確認をしてください。
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・HAモニタの起動確認
・HAモニタの状態確認(系,監視パス,リセットパス)
・HAモニタの停止確認※1
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・サーバの起動確認
・サーバの状態確認
・プログラムの再起動確認※2
・サーバの停止確認
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・計画系切り替え
・サーバ障害時の自動系切り替え
・プログラム障害時の自動系切り替え※2
・系障害時の自動系切り替え
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システムの停止
・サーバの停止
・HAモニタの停止
- サーバを追加したあとの確認
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サーバを追加したあとは,次の手順で動作確認をしてください。
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・HAモニタの起動確認
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・サーバの起動確認
・サーバの状態確認
・プログラムの再起動確認※2
・サーバの停止確認
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・計画系切り替え
・サーバ障害時の自動系切り替え
・プログラム障害時の自動系切り替え※2
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システムの停止
・サーバの停止
注※1 HAモニタの停止時には,HAモニタの接続構成設定ファイルの確認もします。
注※2 モニタモードのプログラム管理機能を使用している場合にだけ実施します。