Hitachi

高信頼化システム監視機能 HAモニタ Linux(R)(x86)編


6.3.7 出力言語種別の設定

メッセージの出力言語種別(英語または日本語)を設定します。

〈この項の構成〉

(1) LANG環境変数の設定

HAモニタのメッセージの出力言語種別は,カーネルのLANG環境変数に設定してある値に従います。

英語と日本語を切り替えたい場合,LANG環境変数を次のように設定し直してください。

なお,次のすべての条件を満たす場合の出力言語種別の設定については,「(a) RHEL7以降のバージョンの場合」を参照してください。

(2) システム起動時にHAモニタを自動起動する場合の日本語メッセージ出力の設定

Unit設定ファイルおよび起動スクリプト/etc/rc.d/init.d/HAmonを編集する場合の注意事項については,「6.3.2 システムファイルの設定」を参照してください。

(a) RHEL7以降のバージョンの場合

システム起動時にHAモニタを自動起動する場合,HAモニタがsyslogに出力するメッセージの言語は,HAモニタのUnit設定ファイルのServiceセクションのEnvironment値に従います。

メッセージを日本語で出力したい場合は,日本語出力用のLANG環境変数を追加します。設定例を次に示します。下線部分を追加します。

[Unit]
Description=HA Monitor(power control)
・
・
[Service]
Type=oneshot
RemainAfterExit=yes
ExecStart=/bin/sh -c '/opt/hitachi/HAmon/bin/HApwon >/dev/null 2>&1'
ExecStop=/bin/sh -c '/opt/hitachi/HAmon/bin/HApwoff >/dev/null 2>&1'
Environment="LANG=ja_JP.UTF-8"
・
・
(以降省略)

(b) RHEL6の場合

システム起動時にHAモニタを自動起動する場合,HAモニタがsyslogに出力するメッセージの言語は,カーネルが起動スクリプト/etc/rc.d/init.d/HAmonを実行するときの言語環境に従います。

メッセージを日本語で出力したい場合は,HAモニタの起動スクリプトに日本語出力用のLANG環境変数を追加します。設定例を次に示します。下線部分を追加します。

#!/bin/sh
#
# chkconfig: 2345 60 40
・
・
NOLOCALE=1
export LANG=ja_JP.UTF-8
PATH=/sbin:/usr/sbin:/usr/bin:/bin
export PATH
・
・
(以降省略)