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高信頼化システム監視機能 HAモニタ kit for SAP HANA


4.2.1 SAP HANAインスタンスの起動

SAP HANAインスタンスを起動するには,モニタモードのサーバ起動コマンド(monbeginコマンド)を実行します。モニタモードのサーバ起動コマンド(monbeginコマンド)は,HAモニタの運用コマンドです。

このコマンドについては,マニュアル高信頼化システム監視機能 HAモニタ Linux(R)(x86)編monbegin(モニタモードのサーバの起動)の説明を参照してください。

SAP HANAでは,データをSystem Replicationで同期します。System Replicationで動作する場合は,先にプライマリSAP HANAインスタンスを起動し,次にセカンダリSAP HANAインスタンスを起動するようにします。

なお,サーバ起動コマンドを実行する前に,必ず,現用系でプライマリSAP HANAインスタンス,予備系でセカンダリSAP HANAインスタンスが起動できる状態にしてください。

サーバの起動順序を次の図に示します。

図4‒1 サーバの起動順序

[図データ]

システムの起動の前に完全同期オプションが有効になっていると,実行サーバの起動に失敗する場合があります。実行サーバの起動を失敗させないようにするには,システムの起動前に完全同期オプションを無効にしてください。