3.2.8 構築したシステムの動作確認
システムの構築が完了して設定と定義のチェックに問題がなかったら,構築システムの動作確認をしてください。ここでは,HAモニタ kitを使用したシステムで,特に確認しておきたい点についてだけ説明します。システムの動作確認の流れや詳細については,マニュアル高信頼化システム監視機能 HAモニタ Linux(R)(x86)編の構築したシステムの動作確認の説明を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) サーバの動作確認
HAモニタ kitを使用する上で必要な,サーバの起動・停止・監視確認について説明します。
サーバの起動・停止・監視コマンドが出力するメッセージ※は,サーバログに出力されます。サーバログについては,「4.3 サーバログの確認」を参照してください。
- 注※
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サーバの起動・停止・監視コマンドの延長で実行されるSAP HANAのコマンドの,標準出力・標準エラー出力も含みます。
(a) サーバの起動確認
HAモニタ kitのサーバログを基に,次のことを確認します。
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該当するSAP HANAインスタンスに対してメッセージKAMK00342-Iが出力されている。
メッセージが出力されていない場合,コマンドの設定や制御用定義ファイルの設定手順に誤りがあるおそれがあります。コマンドの設定や制御用定義ファイルの設定については「3.2.6 HAモニタ kitの設定」を参照してください。
(b) サーバの停止確認
HAモニタ kitのサーバログを基に,次のことを確認します。
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該当するSAP HANAインスタンスに対してメッセージKAMK00345-Iが出力されている。
メッセージが出力されていない場合,コマンドの設定や制御用定義ファイルの設定手順に誤りがあるおそれがあります。コマンドの設定や制御用定義ファイルの設定については「3.2.6 HAモニタ kitの設定」を参照してください。
(c) サーバの監視確認
HAモニタ kitのサーバログを基に,次のことを確認します。
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SAP HANAインスタンスに対応するサーバについてメッセージKAMK00421-Iが出力されている。
メッセージが出力されていない場合,コマンドの設定や制御用定義ファイルの設定手順に誤りがあるおそれがあります。コマンドの設定や制御用定義ファイルの設定については「3.2.6 HAモニタ kitの設定」を参照してください。
(2) 系切り替えのテスト
HAモニタ kitを使用する上で必要な,系切り替えのテストについて説明します。
(a) 計画系切り替えの確認/サーバ障害時の自動系切り替えの確認
系切り替えが成功したあとに切り替え先の系で,HAモニタ kitのサーバログを基に,次のことを確認します。
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該当するSAP HANAインスタンスに対してメッセージKAMK00342-Iが出力されている。
メッセージが出力されていない場合,コマンドの設定や制御用定義ファイルの設定手順に誤りがあるおそれがあります。コマンドの設定や制御用定義ファイルの設定については「3.2.6 HAモニタ kitの設定」を参照してください。