5.7.5 CDB(シングルテナント)構成でPDBをunplugおよびplugする
HAモニタ kitがOracleを監視中にPDBをunplugすると,Oracleのスローダウンを検知します。
PDBをunplugする場合は,次のどちらかの運用をしてください。
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実行サーバを停止したあと,HAモニタを介さないでOracleを起動してから,PDBをunplugする。
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HAモニタのコマンドでOracleの監視を一時停止してから,PDBをunplugする。
それぞれの運用でPDBをunplugおよびplugする手順を次に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) 実行サーバを停止したあと,HAモニタを介さないでOracleを起動してから,PDBをunplugおよびplugする
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モニタモードのサーバの停止コマンド(monend コマンド)を実行して,実行サーバを停止する。
このコマンドについては,マニュアル「HA モニタ Linux(R)編」の「monend(モニタモードのサーバの停止)」の説明を参照してください。
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Oracleインスタンスを,HAモニタを介さないで起動する。
詳細は,「5.3.1 Oracleインスタンス・OracleリスナーをHAモニタを介さないで起動する」を参照してください。
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PDBがOPENしている場合は,PDBをCLOSEする。
PDBをCLOSEする方法についてはOracleのドキュメントを参照してください。
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PDBをunplugする。
PDBをunplugする方法についてはOracleのドキュメントを参照してください。
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PDBをplugする。
運用に合わせて,必要となるPDBをplugしてください。PDBをplugする方法についてはOracleのドキュメントを参照してください。
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Oracleインスタンス制御用定義ファイルのPDB_NAMEを変更する。
Oracleインスタンス制御用定義ファイルのPDB_NAMEの指定を,系切り替え構成内のすべての系で,plugしたPDB名に変更してください。
PDB_NAMEに指定したPDB名を変更しない場合,およびPDB_NAMEに誤ったPDB名を指定した場合は,Oracleインスタンス起動時に,HAモニタ kitがOracleインスタンスの異常を検出します。
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Oracleインスタンスを,HAモニタを介さないで停止する。
詳細は,「5.3.2 Oracleインスタンス・OracleリスナーをHAモニタを介さないで停止する」を参照してください。
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モニタモードのサーバの起動コマンド(monbeginコマンド)でサーバを起動する。
(2) HAモニタのコマンドでOracleの監視を一時停止してから,PDBをunplugおよびplugする
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HAモニタ・サーバ稼働中の設定変更コマンド(monchangeコマンド)でOracleインスタンスの監視を一時停止する。
DB_NOACCESSにyesを指定している場合,この操作は不要です。
このコマンドについては,マニュアル「HAモニタLinux(R)編」の,HAモニタ・サーバ稼働中の設定変更コマンド(monchangeコマンド)の説明を参照してください。
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PDBをCLOSEする。
PDBをCLOSEする方法についてはOracleのドキュメントを参照してください。
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PDBをunplugする。
PDBをunplugする方法についてはOracleのドキュメントを参照してください。
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PDBをplugする。
運用に合わせて,必要となるPDBをplugしてください。PDBをplugする方法についてはOracleのドキュメントを参照してください。
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Oracleインスタンス制御用定義ファイルのPDB_NAMEを変更する。
DB_NOACCESSにyesを指定している場合,この操作は不要です。
Oracleインスタンス制御用定義ファイルのPDB_NAMEの指定を,系切り替え構成内のすべての系で,plugしたPDB名に変更してください。
PDB_NAMEに指定したPDB名を変更しない場合,およびPDB_NAMEに誤ったPDB名を指定した場合は,Oracleインスタンス監視の再開時に,HAモニタ kitがOracleインスタンスの異常を検出します。
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PDBをREAD WRITEでOPENする。
PDBをOPENする方法についてはOracleのドキュメントを参照してください。
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HAモニタ・サーバ稼働中の設定変更コマンド(monchangeコマンド)でOracleインスタンスの監視を再開する。
このコマンドについては,マニュアル「HAモニタ Linux(R)編」の「monchange(HAモニタ・サーバ稼働中の設定変更)」の説明を参照してください。