2.2.5 サーバ障害時の系切り替え処理の流れ
サーバ(OracleインスタンスまたはOracleリスナー)の障害が発生した場合に,HAモニタおよびHAモニタ kitがする処理の流れについて説明します。なお,この項で示す図は,一つのサーバにOracleインスタンスまたはOracleリスナーだけを対応させた場合の例です。
(1) Oracleインスタンス障害時の系切り替え処理の流れ
Oracleインスタンス障害時にHAモニタおよびHAモニタ kitがする系切り替え処理の流れを次の図に示します。
注※1 HAモニタが,サーバの停止コマンドを実行します。
注※2 一つのサーバで複数のOracleインスタンスを制御する場合,この部分の処理の流れを,制御するOracleインスタンスの数だけ繰り返します。
注※3 サーバのリソースに,クライアント接続用のIPアドレスを含める場合に実施します。サーバに必要なリソースについては,「3.1.2 リソース構成の検討」および「3.2.7 Oracleが使用する共有リソースの設定」を参照してください。
注※4 HAモニタが,サーバの起動コマンドを実行します。
注※5 Oracle ASM使用時は,ユーザコマンドが発行され次の処理を実行します。
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Oracle ASMインスタンスを停止
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Oracle Restartを停止
注※6 Oracle ASM使用時は,ユーザコマンドが発行され次の処理を実行します。
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Oracle Restartを起動
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Oracle ASMインスタンスを起動
(2) Oracleリスナー障害時の系切り替え処理の流れ
Oracleリスナー障害時にHAモニタおよびHAモニタ kitがする系切り替え処理の流れを次の図に示します。
注※1 HAモニタが,サーバの停止コマンドを実行します。
注※2 一つのサーバで複数のOracleリスナーを制御する場合,この部分の処理の流れを,制御するOracleリスナーの数だけ繰り返します。
注※3 サーバのリソースに,クライアント接続用のIPアドレスを含める場合に実施します。サーバに必要なリソースについては,「3.1.2 リソース構成の検討」および「3.2.7 Oracleが使用する共有リソースの設定」を参照してください。
注※4 HAモニタが,サーバの起動コマンドを実行します。