1.3.1 必要なハードウェア
HAモニタ kitを使用したシステムを動作させるために必要なハードウェア構成は,HAモニタに依存します。詳細については,マニュアル「HAモニタ Linux(R)編」の「必要なハードウェア」の説明を参照してください。
ここでは,HAモニタ kitを使用する上で留意する必要があるハードウェアの構成要素について説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) 共有ディスク
共有ディスクは,サーバが実行系と待機系とで共有するデータを格納するために使用します。Oracleでは,データベースを構成するための次のファイルを格納します。
-
サーバー・パラメータファイル
-
制御ファイル
-
データファイル
-
REDOログファイル
-
アーカイブログファイル
また,フラッシュリカバリ領域には,共有ディスク上のパスを指定してください。
Oracleを共有ディスクにインストールすると,ソフトウェアを実行系と待機系とで共有することもできます。また,Oracleはローカルディスクにインストールしてもかまいません。
(2) ローカルディスク
系間で共有しない,系固有のディスク装置として使用します。OracleやHAモニタ kitをインストールします。Oracleは共有ディスクにインストールしてもかまいません。
Oracleのインストールについては,「3.2.5 Oracleのインストール」を参照してください。