6.2 メッセージの詳細
HAモニタ kitのメッセージの詳細について説明します。
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KAMK00021-E (P+L)
The aa....aa command contains syntax errors.
HAモニタ kitのコマンドの実行形式に誤りがあります。
aa....aa:コマンド名
- S:
-
コマンド処理を中止します。
- O:
-
コマンドを正しい形式で実行してください。
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KAMK00120-E (P+L)
The file aa....aa contains errors. Parameter : bb....bb
aa....aaに示す制御用定義ファイル内の,bb....bbに示すパラメタの指定方法が誤っています。
aa....aa:ファイル名
bb....bb:パラメタ名
- S:
-
処理を終了します。
- 対策:
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「3.2.7(2) 制御用定義ファイルの設定」を参照して,パラメタ名に示すパラメタの誤りを修正してください。
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KAMK00130-E (P+L)
The file aa....aa does not exist.
aa....aaに示す制御用定義ファイルが存在しません。
aa....aa:ファイル名
- S:
-
処理を終了します。
- 対策:
-
次を確認してください。
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コマンドの引数に指定したOracleインスタンスのインスタンス識別子,またはOracleリスナーのリスナー名が正しいか。
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制御用定義ファイル名が正しいか。
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制御用定義ファイル,およびそれらを配置しているディレクトリに,一般ユーザの読み込み権限が付与されているか。
制御用定義ファイルが存在しない場合は,「3.2.7(2) 制御用定義ファイルの設定」を参照して作成してください。
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KAMK00201-I (P)
Usage : haorainsbgn ORACLE_SID
Oracleインスタンスの起動コマンド(haorainsbgnコマンド)の実行形式が誤っているとき,メッセージKAMK00021-Eに続いて出力されます。
- S:
-
処理を続行します。
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KAMK00202-I (P)
Usage : haorainsend ORACLE_SID
Oracleインスタンスの停止コマンド(haorainsendコマンド)の実行形式が誤っているとき,メッセージKAMK00021-Eに続いて出力されます。
- S:
-
処理を続行します。
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KAMK00203-I (P)
Usage : haorainsptl ORACLE_SID
Oracleインスタンスの状態確認コマンド(haorainsptlコマンド)の実行形式が誤っているとき,メッセージKAMK00021-Eに続いて出力されます。
- S:
-
処理を続行します。
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KAMK00204-I (P)
Usage : haoralsnrbgn LISTENER_NAME
Oracleリスナーの起動コマンド(haoralsnrbgnコマンド)の実行形式が誤っているとき,メッセージKAMK00021-Eに続いて出力されます。
- S:
-
処理を続行します。
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KAMK00205-I (P)
Usage : haoralsnrend LISTENER_NAME
Oracleリスナーの停止コマンド(haoralsnrendコマンド)の実行形式が誤っているとき,メッセージKAMK00021-Eに続いて出力されます。
- S:
-
処理を続行します。
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KAMK00206-I (P)
Usage : haoralsnrptl LISTENER_NAME
Oracleリスナーの状態確認コマンド(haoralsnrptlコマンド)の実行形式が誤っているとき,メッセージKAMK00021-Eに続いて出力されます。
- S:
-
処理を続行します。
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KAMK00301-I (P)
Oracle instance aa....aa will now start.
aa....aaで示すOracleインスタンスを起動します。
aa....aa:インスタンス識別子
- S:
-
処理を続行します。
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KAMK00302-I (P)
Oracle instance aa....aa has started.
aa....aaで示すOracleインスタンスの起動が完了しました。
aa....aa:インスタンス識別子
- S:
-
処理を続行します。
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KAMK00303-E (P+L)
An attempt to start Oracle instance aa....aa has failed.
aa....aaで示すOracleインスタンスの起動に失敗しました。
aa....aa:インスタンス識別子
- S:
-
処理を終了します。
- O:
-
サーバログに出力されている内容を基に原因を調査してください。
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KAMK00304-I (P)
Oracle instance aa....aa will now stop.
aa....aaで示すOracleインスタンスを停止します。
aa....aa:インスタンス識別子
- S:
-
処理を続行します。
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KAMK00305-I (P)
Oracle instance aa....aa has stopped.
aa....aaで示すOracleインスタンスを停止しました。
aa....aa:インスタンス識別子
- S:
-
処理を続行します。
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KAMK00306-E (P+L)
An attempt to stop Oracle instance aa....aa has failed.
aa....aaで示すOracleインスタンスの停止に失敗しました。
aa....aa:インスタンス識別子
- S:
-
処理を終了します。
- O:
-
サーバログに出力されている内容を基に原因を調査してください。
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KAMK00308-E (P+L)
An error was detected in Oracle instance aa....aa.
Oracleインスタンスの状態確認によって,aa....aaで示すOracleインスタンスの異常を検知しました。
aa....aa:インスタンス識別子
- S:
-
処理を続行します。
- 対策:
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Oracleのログを確認し,異常を検知した原因を取り除いてください。
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KAMK00309-E (P+L)
A slowdown was detected in Oracle instance aa....aa.
Oracleインスタンスの状態確認によって,aa....aaで示すOracleインスタンスのスローダウンを検知しました。
aa....aa:インスタンス識別子
- S:
-
処理を続行します。
- 対策:
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Oracleのログを確認し,スローダウンを検知した原因を取り除いてください。
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KAMK00310-W (P)
Oracle instance aa....aa could not be terminated.
aa....aaで示すOracleインスタンスを正常停止できませんでした。
aa....aa:インスタンス識別子
- S:
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処理を続行します。
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KAMK00311-W (P)
The processing to stop Oracle instance aa....aa timed out.
aa....aaで示すOracleインスタンスの正常停止処理がタイムアウトしたことによって,Oracleインスタンスを正常停止できませんでした。
aa....aa:インスタンス識別子
- S:
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処理を続行します。
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KAMK00312-I (P)
Oracle instance aa....aa will be forcibly stopped.
aa....aaで示すOracleインスタンスを強制停止します。
aa....aa:インスタンス識別子
- S:
-
処理を続行します。
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KAMK00321-I (P)
Oracle listener aa....aa will now start.
aa....aaで示すOracleリスナーを起動します。
aa....aa:リスナー名
- S:
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処理を続行します。
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KAMK00322-I (P)
Oracle listener aa....aa has started.
aa....aaで示すOracleリスナーの起動が完了しました。
aa....aa:リスナー名
- S:
-
処理を続行します。
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KAMK00323-E (P+L)
An attempt to start Oracle listener aa....aa has failed.
aa....aaで示すOracleリスナーの起動に失敗しました。
aa....aa:リスナー名
- S:
-
処理を終了します。
- O:
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サーバログに出力されている内容を基に原因を調査してください。
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KAMK00324-I (P)
Oracle listener aa....aa will now stop.
aa....aaで示すOracleリスナーを停止します。
aa....aa:リスナー名
- S:
-
処理を続行します。
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KAMK00325-I (P)
Oracle listener aa....aa has stopped.
aa....aaで示すOracleリスナーを停止しました。
aa....aa:リスナー名
- S:
-
処理を続行します。
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KAMK00326-E (P+L)
An attempt to stop Oracle listener aa....aa has failed.
aa....aaで示すOracleリスナーの停止に失敗しました。
aa....aa:リスナー名
- S:
-
処理を続行します。
- O:
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サーバログに出力されている内容を基に原因を調査してください。
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KAMK00328-E (P+L)
An error was detected in Oracle listener aa....aa.
Oracleリスナーの状態確認によって,aa....aaで示すOracleリスナーの異常を検知しました。
aa....aa:リスナー名
- S:
-
処理を続行します。
- 対策:
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Oracleのログを確認し,異常を検知した原因を取り除いてください。
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KAMK00329-E (P+L)
A slowdown was detected in Oracle listener aa....aa.
Oracleリスナーの状態確認によって,aa....aaで示すOracleリスナーのスローダウンを検知しました。
aa....aa:リスナー名
- S:
-
処理を続行します。
- 対策:
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Oracleのログを確認し,スローダウンを検知した原因を取り除いてください。
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KAMK00330-W (P)
Oracle listener aa....aa could not be terminated.
aa....aaで示すOracleリスナーを正常停止できませんでした。
aa....aa:リスナー名
- S:
-
処理を続行します。
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KAMK00331-W (P)
The processing to stop Oracle listener aa....aa timed out.
aa....aaで示すOracleリスナーの正常停止処理がタイムアウトしたことによって,Oracleリスナーを正常停止できませんでした。
aa....aa:リスナー名
- S:
-
処理を続行します。
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KAMK00332-I (P)
Oracle listener aa....aa will be forcibly stopped.
aa....aaで示すOracleリスナーを強制停止します。
aa....aa:リスナー名
- S:
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処理を続行します。
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KAMK00356-E (P)
User name : aa....aa does not exist in system.
ユーザ名に示すユーザがシステムに存在しません。
aa....aa:ユーザ名
- S:
-
処理を続行します。
- 対策:
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制御用定義ファイルの,ORACLE_USERに設定したOracleユーザのアカウント名が正しいかどうかを確認してください。正しい場合は,システムにOracleユーザが存在することを確認してください。
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KAMK00401-I (P)
********** The actcommand start. **********
サーバの起動コマンドが実行されたことを示します。
- S:
-
処理を続行します。
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KAMK00402-I (P)
********** The actcommand end. (aa....aa) **********
サーバの起動コマンドの実行が終了したことを示します。
aa....aa:サーバの起動コマンドの戻り値
- S:
-
処理を続行します。
- 対策:
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戻り値が0以外の場合は,サーバの起動コマンド内の設定内容とサーバログを調査してください。
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KAMK00411-I (P)
********** The termcommand start. **********
サーバの停止コマンドが実行されたことを示します。
- S:
-
処理を続行します。
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KAMK00412-I (P)
********** The termcommand end. (aa....aa) **********
サーバの停止コマンドの実行が終了したことを示します。
aa....aa:サーバの停止コマンドの戻り値
- S:
-
処理を続行します。
- 対策:
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戻り値が0以外の場合は,サーバの停止コマンド内の設定内容とサーバログを調査してください。
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KAMK00421-I (P)
********** The patrolcommand start. **********
サーバの監視コマンドが実行されたことを示します。
- S:
-
処理を続行します。
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KAMK00422-I (P)
********** The patrolcommand end. (aa....aa) **********
サーバの監視コマンドの実行が終了したことを示します。
aa....aa:サーバの監視コマンドの戻り値
- S:
-
処理を続行します。
- 対策:
-
戻り値が0以外の場合は,サーバの監視コマンド内の設定内容とサーバログを調査してください。
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KAMK00423-E (P+L)
An error was detected during monitoring process. The patrolcommand will now stop.
サーバの監視コマンド内の監視処理で異常を検知したため監視コマンドを終了します。
- S:
-
処理を終了します。
- 対策:
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サーバログに出力された内容を基に原因を調査してください。
なお,HAモニタ kitが提供しているコマンド内では,ヒアドキュメントを利用しているため,一時ファイルの出力先である/tmp領域に空きがない場合,サーバの監視コマンドが異常を検知します。異常を検知した場合は,/tmp領域に空きを作成し,かつ,サーバ稼働中に/tmp領域が満杯にならないようにしてください。
また,サーバ起動後すぐにこのエラーメッセージが出力されて異常を検知する場合は,設定に誤りがあるおそれがあります。次に示す設定を確認してください。
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HAモニタから利用するシェルの改行コードが,OSに準拠したものになっているか。
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HAモニタから利用するシェルの構文,およびパスなどの設定値が正しいか。
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サーバの監視コマンドに,Oracleユーザの読み込み権限と実行権限が付与されているか。
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サーバの監視コマンド実行シェルのPATROL_SHELL環境変数に指定する,サーバの監視コマンドのパスが正しいか。
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同じサーバの起動・停止・監視コマンドのLOGNAME環境変数には,すべて同じ値を指定しているか。また,サーバごとにユニークな値を指定しているか。
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HAモニタのサーバ対応の環境設定(servers)のwaitserv_execオペランドに「yes」を指定しているか。
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/opt/hitachi/HAmon/spool/配下のログファイル(oralog)に,一般ユーザの読み込み権限,および書き込み権限が付与されているか。
サーバの監視コマンド,およびサーバの停止コマンドを手動で実行した場合,一般ユーザの書き込み権限がないログファイルが生成されているおそれがあります。
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CDB(シングルテナント)構成の場合,インスタンス制御用定義ファイルのCDBにyesが設定されているか。
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CDB(シングルテナント)構成の場合,インスタンス制御用定義ファイルのPDB_NAMEに設定したPDB名が正しいか。
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KAMK00601-E (P+L)
An error occurred in the aa....aa system call. Error details : bb....bb Functional name : cc....cc
HAモニタ kitの関数内で発行したシステムコールでエラーが発生しました。詳細コードについては,対応するOSのマニュアルを参照してください。
aa....aa:発行したシステムコール
bb....bb:詳細コード(1〜3桁)
cc....cc:エラーが発生した関数名
- S:
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処理を続行します。
- O:
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システム管理者に連絡してください。
- 対策:
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詳細コードを基に原因を調査してください。