高信頼化システム監視機能 HAモニタ Linux(R)編

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6.5.1 設定に必要な情報(HA8000)

設定対象の系,およびSVPについて,次に示す情報が必要です。

図6-13 リセットパスの設定に必要な情報(HA8000:VMware ESXiで仮想化しない場合)

[図データ]

図6-14 リセットパスの設定に必要な情報(HA8000:VMware ESXiで仮想化する場合)

[図データ]

図中の各項目について説明します。

表6-3 リセットパスの設定に必要な情報(HA8000)

図中の番号 設定に必要な情報 説明 備考
1 パーティション名 HAモニタが稼働するパーティションの管理システム名を指定します。
任意の名称を1〜31文字の英数字で指定してください。
2 リセットパスのIPアドレス 設定対象の系に割り当てたリセットパスのIPアドレスを指定します。 IPアドレス,およびポート番号の割り当て方については,「5.4.2 必要なIPアドレス」を参照してください。
3 リセットパスのポート番号 設定対象の系に割り当てたリセットパスのポート番号を指定します。
4 SVPのIPアドレス SVPに割り当てたリセットパスのIPアドレスを指定します。
5 SVPのポート番号 SVPに割り当てたリセットパスのポート番号を指定します。
6 マシンアドレス※1 HAモニタが稼働する物理パーティション(プロセサ)を示す任意の番号を指定します。 同じ物理パーティション上の系と同じ値で,かつ異なる物理パーティション上の系とは異なる値を設定してください。
リセットパスを共用する全物理パーティション間で重複しないよう,値を設定してください。
7 VMware ESXiのIPアドレス※1 VMware ESXiの管理用IPアドレスを指定します。 IPアドレスおよびポート番号の割り当て方については,「5.4.2 必要なIPアドレス」を参照してください。
8 VMware ESXiのポート番号※1,※2 VMware ESXiにSSH接続用に割り当てたポート番号を指定します。
9 パスワード※1 自系のVMware ESXiにSSH接続する際の認証に必要なパスワードを指定します。 系切り替え構成内では,同じパスワードを指定してください。
10 仮想マシン名※1 VMware ESXiで管理する,仮想マシンの名を指定します。 VMware ESXiで仮想マシンを作成したときに設定した情報です。VMware ClientまたはvCenterで確認した名称と同じ名称を指定してください。
また,仮想マシン名は,HAモニタが接続できるすべてのVMware ESXi内で一意にしてください。
仮想マシン名の確認方法を次に示します。
  1. 仮想マシンのゲストOS上でifconfigコマンドを実行し,MACアドレスなど仮想マシン固有の情報をメモします。
  2. VMware vSphere ClientでVMware ESXiに接続します。
  3. 仮想マシンの設定を編集する画面を開き,手順1.でメモした仮想マシン固有の情報が一致する仮想マシンを探します。
(凡例)
−:備考はありません。
注※1
VMware ESXiで仮想化する場合だけに必要な情報です。
注※2
パスワードはroot以外のユーザが参照できないよう保持していますが,必要に応じて外部ネットワークからローカルディスクを物理的に切り離すなどのセキュリティ対策を検討してください。