Hitachi

Hitachi HA Toolkit


hateshow

〈このページの構成〉

形式

hateshow [-s|-e][サーバ識別名]

機能

サーバ状態表示コマンドです。自系内のサーバの状態を表示します。

オプション

サーバ識別名

サーバのサーバ識別名を指定します。省略した場合,すべてのサーバの状態が表示されます。

-s

自系にあるサーバのサービスプロセスの状態を表示します。

サーバ識別名を指定した場合,指定したサーバ識別名に対応するサービスプロセスの状態を表示します。

-e

HA Toolkit Exのhateactonlコマンドによって実行サーバの起動許可が与えられたサーバ識別名の一覧を表示します。

サーバ識別名を指定した場合,指定したサーバが実行サーバとして起動許可されていれば"Enable"を表示し,許可されていなければ"Disable"を表示します。

使用例

オプションを指定しない場合の表示例

オプションを指定しない場合の表示例を,次に示します。

KAME213-I  Own servers
 Alias    Status
 server1  ONL
 server2  *ONL*

表示例の"Status"では,稼働中のすべてのサーバの状態を表示します。表示される内容は次のとおりです。

表示される内容

サーバの状態

(ONL)

実行サーバの起動中

ONL

実行サーバの起動完了

ONL>>

実行サーバの停止中

*ONL*

実行サーバの再起動待ち状態

(SBY)

待機サーバの起動中

SBY

待機サーバの起動完了

SBY>>

待機サーバの停止中

表示なし

サーバ未起動

-sオプションを指定した場合の表示例

-sオプションを指定した場合の表示例を,次に示します。

KAME214-I  Display service status
 Alias    Status
 server1  (act)
 server2  act

表示例の"Status"では,サーバのサービスプロセスの状態を表示します。表示される内容は次のとおりです。

(act)

サービスプロセスが起動中です。クラスタソフトからのグループのオンライン操作によってサービスプロセスが実行され,実行サーバの起動完了を待っている状態です。

act

サービスプロセスが起動完了しています。サービスプロセスの起動完了には,次の種類があります。

  • 実行サーバが起動完了している状態

    クラスタソフトからのグループのオフライン操作によって,実行サーバを停止できます。

  • サービスプロセスだけが起動完了している状態

    サーバ(OpenTP1,HiRDB)の停止コマンドだけで実行サーバを停止したか,または,サービスグループをオンライン化したあとに実行サーバを起動しない設定の場合です。この場合,HA Toolkit Exの定義ファイル(servers)で設定したサーバ起動コマンドを実行すると,サーバは実行サーバとして起動され,サービスプロセスは実行サーバを監視します。クラスタソフトのグループのオフライン操作をすれば,サービスプロセスが停止します。

  • 実行サーバの再起動を待っている状態

    HP-UXの場合です。この場合,HA Toolkit Exの定義ファイル(servers)で設定したサーバの起動コマンドを実行すると,サーバは実行サーバとして起動され,サービスプロセスは実行サーバを監視します。クラスタソフトのグループのオフライン操作をすれば,サービスプロセスが停止します。

act>>

サービスプロセスが停止中です。クラスタソフトからのサービスグループのオフライン操作後,実行サーバの停止を待っている状態です。なお,サービスプロセスが異常終了し,サーバを強制停止するまでの間も"act>>"が表示されます。

表示なし

サービスプロセスが未起動です。クラスタソフトからのサービスグループのオンライン操作によって,実行サーバを起動できる状態です。HA Toolkit Exの定義ファイル(servers)で設定したサーバの起動コマンドを実行した場合は,サーバは待機サーバとして起動します。

-eオプションを指定した場合の表示例

-eオプションを指定した場合の表示例を,次に示します。

KAME262-I  Display the permit status
 Alias    Status
 server1  Enable
 server2  Enable
 server3  Enable

表示例の"Status"では,実行サーバの起動許可の状態を表示します。表示される内容は次のとおりです。

Enable

hateactonl -eコマンドで実行サーバの起動が許可された状態です。

Disable

hateactonl -eコマンドが実行されていない状態です。hateshowコマンドにサーバ識別名を指定した場合にだけ,表示されます。

注意事項

他系の状態は表示しません。