hateactonl
形式
hateactonl サーバ識別名 [{-e|-d}]
機能
待機サーバが起動していない系で,実行サーバの起動を許可します。または,クラスタソフトでの系切り替えを許可します。hateactonlコマンドは,HA Toolkit Exの定義ファイル(servers)にあるswitch_nosbyオペランドにactfailを指定したサーバだけに使用できます。
HiRDBの影響分散スタンバイレス型系切り替えの場合,待機サーバが起動していない系でクラスタソフトからのオンライン操作によって実行サーバを起動する前に,このコマンドを実行してください。
待機サーバが起動していない系での実行サーバの起動が許可されているかどうかは,hateshow -eコマンドで確認できます。
実行サーバの起動許可が解除されるタイミングを,次に示します。これらの場合は,hateactonlコマンドを実行したときにエラーが発生します。
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待機サーバが起動完了
hateactonlコマンド実行後に待機サーバを起動したときは,エラーは発生しません。
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クラスタソフトからのオンライン操作によって,HA Toolkit Exのサービスプロセスが起動完了
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HA Toolkit Exが停止中
オプション
サーバ識別名
対象サーバのサーバ識別名を指定します。
-e
待機サーバの起動していない系で,実行サーバの起動を許可します。
-d
待機サーバの起動していない系で,実行サーバの起動許可の状態を解除します。
注意事項
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hateactonlコマンドおよびクラスタソフトのオンライン化コマンドを記述したシェルスクリプトを,あらかじめ作成することを推奨します。
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起動許可を与えたサーバの定義をHA Toolkit Exの定義ファイル(servers)から変更・削除しても,サーバの起動許可の状態は解除されません。解除する場合は,hateshow -eコマンドで状態を確認したあと,hateactonlコマンドの-dオプションで起動許可を取り消してください。