Hitachi

Hitachi HA Toolkit


7.20.2 CLUSTERPROの環境設定例

CLUSTERPROの管理ツール(WebUI)を使用して,次の設定をします。

〈この項の構成〉

(1) HA Toolkit Exグループの作成

系1および系2についてグループを作成し,次の内容を設定します。

表7‒52 HA Toolkit Exのグループの作成での設定例(影響分散スタンバイレス型:CLUSTERPRO)

ダイアログ名称

タブ名称

設定項目

系1用HA Toolkit Exグループの設定値

系2用HA Toolkit Exグループの設定値

系3用HA Toolkit Exグループの設定値

グループのプロパティ

情報

タイプ

フェイルオーバ

フェイルオーバ

フェイルオーバ

サーバグループ設定を使用する

チェックしない

チェックしない

チェックしない

名前

HA_1

HA_2

HA_3

起動サーバ

全てのサーバでフェイルオーバ可能

チェックしない(系1を指定する)

チェックしない(系2を指定する)

チェックしない(系3を指定する)

属性

グループ起動属性

自動起動

自動起動

自動起動

両系活性チェックを行う

チェックしない

チェックしない

チェックしない

フェイルオーバ属性

「起動可能なサーバ設定に従う」をチェックする

「起動可能なサーバ設定に従う」をチェックする

「起動可能なサーバ設定に従う」をチェックする

フェイルバック属性

自動フェイルバック

自動フェイルバック

自動フェイルバック

論理サービス

論理サービス名一覧

指定しない

指定しない

指定しない

起動待ち合わせ

起動待ち合わせはしない

起動待ち合わせはしない

起動待ち合わせはしない

停止待ち合わせ

停止待ち合わせはしない

停止待ち合わせはしない

停止待ち合わせはしない

(2) HA Toolkit Exのリソースの作成

(1)で作成したグループ下にリソースを新規作成し,次の内容を設定します。

表7‒53 HA Toolkit Exのリソースの作成での設定例(影響分散スタンバイレス型:CLUSTERPRO)

ダイアログ名称

タブ名称

設定項目

系1用HA Toolkit Exリソースの設定値

系2用HA Toolkit Exリソースの設定値

系3用HA Toolkit Exリソースの設定値

リソースのプロパティ

情報

名前

HA_1

HA_2

HA_3

依存関係

既定の依存関係に従う

チェックしない

チェックしない

チェックしない

復旧動作

活性異常検出時の復旧動作

活性リトライしきい値

0

0

0

フェイルオーバ先サーバ

最高プライオリティサーバ

最高プライオリティサーバ

最高プライオリティサーバ

フェイルオーバしきい値

0

0

0

最終動作

グループ停止

グループ停止

グループ停止

非活性異常検出時の復旧動作

非活性リトライしきい値

0

0

0

最終動作

何もしない(次のリソースを非活性する)

何もしない(次のリソースを非活性する)

何もしない(次のリソースを非活性する)

詳細

サービス名

HAToolkit△Extension△NODE_1

HAToolkit△Extension△NODE_2

HAToolkit△Extension△NODE_3

調整

パラメータ

開始

同期,デフォルト(1800秒)

同期,デフォルト(1800秒)

同期,デフォルト(1800秒)

終了

同期,デフォルト(1800秒)

同期,デフォルト(1800秒)

同期,デフォルト(1800秒)

対象VCOMリソース名

不要

不要

不要

サービス

開始パラメータ

不要

不要

不要

サービスが起動済みの場合、エラーとしない

チェックしない

チェックしない

チェックしない

サービス開始後の待ち合わせ

0

0

0

サービス停止後の待ち合わせ

0

0

0

拡張

リソース起動属性

自動起動

自動起動

自動起動

活性前後、非活性前後にスクリプトを実行する

設定

実行タイミング

すべてチェックしない

すべてチェックしない

すべてチェックしない

(凡例)

△:1文字の半角スペース

(3) HA Toolkit Exのモニタリソースの設定

系1および系2用のHAToolkitExのモニタリソースに,次の内容を設定します。

表7‒54 HA Toolkit Exのモニタリソースの設定例(影響分散スタンバイレス型:CLUSTERPRO)

ダイアログ名称

タブ名称

設定項目

系1用HA Toolkit Exのモニタリソース設定値

系2用HA Toolkit Exのモニタリソース設定値

系3用HA Toolkit Exのモニタリソース設定値

モニタリソースのプロパティ

情報監視(共通)

名前

HA_1_m

HA_2_m

HA_3_m

インターバル

1

1

1

タイムアウト

デフォルト(60秒)

デフォルト(60秒)

デフォルト(60秒)

タイムアウト発生時にリトライしない

チェックする

チェックする

チェックする

タイムアウト発生時動作

回復動作を実行しない

回復動作を実行しない

回復動作を実行しない

リトライ回数

0

0

0

監視開始待ち時間

0

0

0

対象リソース

HA_1

HA_2

HA_3

監視を行うサーバを選択する

「全てのサーバ」をチェックする

「全てのサーバ」をチェックする

「全てのサーバ」をチェックする

監視処理時間メトリクスを送信する

チェックしない

チェックしない

チェックしない

回復動作

回復動作

最終動作のみ実行

最終動作のみ実行

最終動作のみ実行

回復対象

HA_1

HA_2

HA_3

最終実行前にスクリプトを実行する

チェックしない

チェックしない

チェックしない

最終動作

グループ停止

グループ停止

グループ停止

(4) サーバのグループの作成

サーバのグループの作成での設定例を次に示します。設定値は,影響分散するようシステム構成に合わせて決めてください。

表7‒55 サーバのグループの作成での設定例(影響分散スタンバイレス型:CLUSTERPRO)

ダイアログ名称

タブ名称

設定項目

設定値

グループのプロパティ

情報

タイプ

フェイルオーバ

名前

サーバごとに,bes1〜bes6を指定する

起動サーバ

全てのサーバでフェイルオーバ可能

チェックしない

起動可能なサーバ

bes1

node1,node2,node3・・・の順

bes2

node1,node3,node2・・・の順

bes3

node2,node1,node3・・・の順

bes4

node2,node3,node1・・・の順

bes5

node3,node1,node2・・・の順

bes6

node3,node2,node1・・・の順

属性

グループ起動属性

手動起動

両系活性チェックを行う

チェックしない

フェイルオーバ属性

起動可能なサーバ設定に従う(デフォルト)

フェイルバック属性

手動フェイルバック

論理サービス

論理サービス名一覧

指定しない

起動待ち合わせ

起動を待ち合わせるグループ

起動待ち合わせはしない

停止待ち合わせ

停止を待ち合わせるグループ

停止待ち合わせはしない

(5) サーバが使用するリソースの作成

あらかじめ,サーバが使用するリソースを作成し,設定してください。

(6) サーバのサービスプロセスのリソースの作成

サーバのサービスプロセスのリソースの作成での設定例を次に示します。

表7‒56 サーバのリソースの作成での設定例(影響分散スタンバイレス型:CLUSTERPRO)

ダイアログ名称

タブ名称

設定項目

設定値

リソースのプロパティ

情報

名前

サーバごとに,bes1〜bes6を指定する

依存関係

既定の依存関係に従う

チェックする

復旧動作

活性異常検出時の復旧動作

活性リトライしきい値

0

フェイルオーバ先サーバ

最高プライオリティサーバ

フェイルオーバしきい値

0

最終動作

グループ停止

非活性異常検出時の復旧動作

非活性リトライしきい値

0

最終動作

何もしない(次のリソースを非活性する)

詳細

サービス名

HAToolkit△Service△bes[n]

調整

パラメータ

開始

同期,タイムアウト値は180

終了

同期,タイムアウト値は180

対象VCOMリソース名

不要

サービス

開始パラメータ

サーバごとに,bes1〜bes6を指定する

サービスが起動済みの場合、エラーとしない

チェックしない

サービス開始後の待ち合わせ

0

サービス停止後の待ち合わせ

0

拡張

リソース起動属性

自動起動

活性前後、非活性前後にスクリプトを実行する

設定

実行タイミング

すべてチェックしない

(凡例)

△:1文字の半角スペース

注※

[n]は,サーバごとに1〜6に変えて設定してください。

(7) サーバのサービスプロセスのモニタリソースの設定

サーバのサービスプロセスのモニタリソースの設定例を次に示します。

表7‒57 サーバのモニタリソースの作成での設定例(影響分散スタンバイレス型:CLUSTERPRO)

ダイアログ名称

タブ名称

設定項目

設定値

モニタリソースのプロパティ

情報

名前

サーバごとに,bes1_m〜bes6_mを指定する

監視(共通)

インターバル

1

タイムアウト

デフォルト(60秒)

タイムアウト発生時にリトライしない

チェックする

タイムアウト発生時動作

回復動作を実行しない

リトライ回数

0

監視開始待ち時間

0

対象リソース

サーバごとに,bes1〜bes6を指定する

監視を行うサーバを選択する

「全てのサーバ」を選択

監視処理時間メトリクスを送信する

チェックしない

回転動作

回復動作

カスタム

回復対象

サーバごとに,bes1〜bes6を指定する

回復スクリプト実行回数

0

再活性前にスクリプトを実行する

チェックしない

最大再活性回数

0

フェイルオーバ実行前にスクリプトを実行する

チェックしない

フェイルオーバ先サーバ

最高プライオリティサーバ

最終実行前にスクリプトを実行する

チェックしない

最大フェイルオーバ回数

3

最終動作

グループ停止