7.19.2 WSFCの環境設定例
フェールオーバー クラスター マネージャーを使用して,次の設定をします。
-
HA Toolkit Exグループの作成
-
HA Toolkit Exのリソースの作成
-
サーバのグループの作成
-
サーバが使用するリソースの作成
-
サーバのサービスプロセスのリソースの作成
- 〈この項の構成〉
(1) HA Toolkit Exグループの作成
系1および系2および系3についてグループを作成し,次の内容を設定します。
|
ダイアログ名称 |
タブ名称 |
設定項目 |
系1の設定値 |
系2の設定値 |
系3の設定値 |
|---|---|---|---|---|---|
|
プロパティ |
全般 |
名前 |
HA_1 |
HA_2 |
HA_3 |
|
優先所有者 |
node1,node2,node3 |
node2,node1,node3 |
Node3,node1,node2 |
||
|
フェールオーバー |
フェールオーバー |
指定した期間内の最大エラー数:0 |
|||
|
期間(時間):0以上 |
|||||
|
チェックする |
||||
|
チェックする |
||||
(2) HA Toolkit Exのリソースの作成
HA Toolkit Exのグループに設定する,HA Toolkit Exのリソースおよび起動バッチファイルのリソースの設定例を示します。
(a) HA Toolkit Exのリソースの設定例
系1,系2,および系3についてリソースを作成し,次の内容を設定します。
|
ダイアログ名称 |
タブ名称 |
設定項目 |
系1の設定値 |
系2の設定値 |
系2の設定値 |
|---|---|---|---|---|---|
|
プロパティ |
全般 |
名前 |
HA_1 |
HA_2 |
HA_3 |
|
リソースの種類 |
汎用サービス |
||||
|
サービス名 |
"HAToolkit△Extension△node11" |
"HAToolkit△Extension△node21" |
"HAToolkit△Extension△node31" |
||
|
スタートアップ パラメータ |
デフォルトのまま変更しない |
||||
|
ネットワーク名をコンピュータ名に使用する |
チェックしない |
||||
|
依存関係 |
− |
不要 |
|||
|
ポリシー |
|
チェックする |
|||
|
保留タイムアウト |
03:00 |
||||
|
詳細なポリシー |
実行可能な所有者 |
node1 |
node2 |
node3 |
|
|
チェックすることを推奨 |
||||
|
チェックすることを推奨 |
||||
|
このリソースを別のリソース モニタで実行する |
チェックする |
||||
|
レジストリのレプリケーション |
− |
不要 |
|||
- (凡例)
-
△:1文字の半角スペース
−:該当しない
(b) 起動用バッチファイルのリソースの作成
起動用バッチファイルのリソースを作成し,次の内容を設定します。
|
ダイアログ名称 |
タブ名称 |
設定項目 |
系1の設定値 |
系2の設定値 |
系2の設定値 |
|---|---|---|---|---|---|
|
プロパティ |
全般 |
名前 |
"hatestart_online△node1" |
"hatestart_online△node2" |
"hatestart_online△node3" |
|
リソースの種類 |
汎用アプリケーション |
||||
|
コマンドライン |
"C:¥HATkEx¥HAmon¥etc¥hatestart_online.bat" |
||||
|
パラメータ |
不要 |
||||
|
現在のディレクトリ |
デフォルトのまま変更しない |
||||
|
ネットワーク名をコンピュータ名に使用する |
チェックしない |
||||
|
依存関係 |
AND/OR |
不要 |
|||
|
リソース |
"HAToolkit△Extension△node1" |
"HAToolkit△Extension△node2" |
"HAToolkit△Extension△node3" |
||
|
ポリシー |
|
チェックする |
|||
|
保留タイムアウト |
03:00 |
||||
|
詳細なポリシー |
実行可能な所有者 |
node1 |
node2 |
node3 |
|
|
チェックすることを推奨 |
||||
|
チェックすることを推奨 |
||||
|
このリソースを別のリソース モニタで実行する |
チェックする |
||||
|
レジストリのレプリケーション |
− |
不要 |
|||
- (凡例)
-
△:1文字の半角スペース
−:該当しない
(3) サーバのグループの作成
サーバのグループの作成での設定例を次に示します。設定値は,影響分散するようシステム構成に合わせて決めてください。
|
ダイアログ名称 |
タブ名称 |
設定項目 |
設定値 |
|
|---|---|---|---|---|
|
プロパティ |
全般 |
名前 |
サーバごとに,bes1〜bes6を指定する |
|
|
優先所有者 |
bes1 |
node1,node2,node3・・・の順 |
||
|
bes2 |
node1,node3,node2・・・の順 |
|||
|
bes3 |
node2,node1,node3・・・の順 |
|||
|
bes4 |
node2,node3,node1・・・の順 |
|||
|
bes5 |
node3,node1,node2・・・の順 |
|||
|
bes6 |
node3,node2,node1・・・の順 |
|||
|
フェールオーバー |
フェールオーバー |
指定した期間内の最大エラー数:3 |
||
|
期間(時間):1 |
||||
|
フェールバック |
不要 |
|||
(4) サーバが使用するリソースの作成
あらかじめ,サーバが使用するリソースを作成し,設定してください。
(5) サーバのサービスプロセスのリソースの作成
サーバのサービスプロセスのリソースの作成での設定例を次に示します。
|
ダイアログ名称 |
タブ名称 |
設定項目 |
設定値 |
|
|---|---|---|---|---|
|
プロパティ |
全般 |
名前 |
サーバごとに,bes1〜bes6を指定する |
|
|
リソースの種類 |
汎用サービス |
|||
|
サービス名 |
"HAToolkit Service bes[n]※" |
|||
|
スタートアップ パラメータ |
サーバごとに,bes1〜bes6を指定する |
|||
|
ネットワーク名をコンピュータ名に使用する |
チェックしない |
|||
|
依存関係 |
− |
サーバに必要なディスクリソースおよびIPリソースを指定する |
||
|
ポリシー |
リソース エラーへの対応 |
リソースが失敗状態になった場合は,再起動しない |
チェックする |
|
|
再起動期間 |
00:00 |
|||
|
指定期間内での再起動の試行回数 |
0 |
|||
|
再起動に失敗した場合は,このサービスまたはアプリケーションのすべてのリソースをフェールオーバーする |
チェックする |
|||
|
再起動の試みがすべて失敗した場合は,指定した時間(hh:mm)後にもう一度再起動を開始する |
指定は任意 |
|||
|
保留タイムアウト |
03:00 |
|||
|
詳細なポリシー |
実行可能な所有者 |
すべてのサーバで,"node1,node2,node3"を指定する |
||
|
基本的なリソース正常性チェックの間隔 |
リソースの種類の標準間隔を使用する |
チェックすることを推奨 |
||
|
完全なリソース正常性チェックの間隔 |
リソースの種類の標準間隔を使用する |
チェックすることを推奨 |
||
|
このリソースを別のリソース モニタで実行する |
チェックする |
|||
|
レジストリのレプリケーション |
− |
不要 |
||
- (凡例)
-
−:該当しない
- 注※
-
[n]は,サーバごとに1〜6に変えて設定してください。