Hitachi

Hitachi HA Toolkit


7.14.3 WSFCの環境設定例

フェールオーバー クラスター マネージャーを使用して,次の設定をします。

〈この項の構成〉

(1) HA Toolkit Exグループの作成

系1および系2についてグループを作成し,次の内容を設定します。

表7‒18 HA Toolkit Exグループの作成での設定例(ホットスタンバイ構成:Windows Server 2012以降かつWSFC)

ダイアログ名称

タブ名称

設定項目

系1の設定値

系2の設定値

プロパティ

全般

名前

HA_1

HA_2

優先する所有者

NODE_1,NODE_2の順に指定

NODE_2,NODE_1の順に指定

フェールオーバー

フェールオーバー

指定した期間内の最大エラー数:0

期間:0

フェールバック

フェールバックを許可する

チェックする

フェールバック

今すぐ

チェックする

(2) HA Toolkit Exのリソースの作成

HA Toolkit Exのグループに設定する,HA Toolkit Exのリソースおよび起動バッチファイルのリソースの設定例を示します。

(a) HA Toolkit Exのリソースの設定例

系1および系2についてリソースを作成し,次の内容を設定します。

表7‒19 HA Toolkit Exのリソースの作成での設定例(ホットスタンバイ構成:Windows Server 2012以降かつWSFC)

ダイアログ名称

タブ名称

設定項目

系1の設定値

系2の設定値

プロパティ

全般

リソース名

HA_1

HA_2

リソースの種類

汎用サービス

サービス名

"HAToolkit△Extension△NODE_1"

"HAToolkit△Extension△NODE_2"

スタートアップ パラメータ

デフォルトのまま変更しない

ネットワーク名をコンピュータ名に使用する

チェックしない

依存関係

不要

ポリシー

リソース エラーへの対応

リソースが失敗状態になった場合は,再起動しない

チェックする

保留タイムアウト

03:00

詳細なポリシー

実行可能な所有者

NODE_1

NODE_2

基本的なリソース正常性チェックの間隔

リソースの種類の標準間隔を使用する

チェックすることを推奨

完全なリソース正常性チェックの間隔

リソースの種類の標準間隔を使用する

チェックすることを推奨

このリソースを別のリソース モニタで実行する

チェックする

レジストリのレプリケーション

不要

(凡例)

△:1文字の半角スペース

−:該当しない

(b) 起動用バッチファイルのリソースの作成

起動用バッチファイルのリソースを作成し,次の内容を設定します。

表7‒20 起動用バッチファイルのリソースの作成での設定例(ホットスタンバイ構成:Windows Server 2012以降かつWSFC)

ダイアログ名称

タブ名称

設定項目

系1の設定値

系2の設定値

プロパティ

全般

名前

"hatestart_online△NODE_1"

"hatestart_online△NODE_2"

リソースの種類

汎用サービス

コマンドライン

"C:¥HATkEx¥HAmon¥etc¥hatestart_online.bat"

パラメータ

不要

現在のディレクトリ

デフォルトのまま変更しない

ネットワーク名をコンピュータ名に使用する

チェックしない

依存関係

AND/OR

不要

リソース

"HAToolkit△Extension△NODE_1"

"HAToolkit△Extension△NODE_2"

ポリシー

リソース エラーへの対応

リソースが失敗状態になった場合は,再起動しない

チェックする

保留タイムアウト

03:00

詳細なポリシー

実行可能な所有者

NODE_1

NODE_2

基本的なリソース正常性チェックの間隔

リソースの種類の標準間隔を使用する

チェックすることを推奨

完全なリソース正常性チェックの間隔

リソースの種類の標準間隔を使用する

チェックすることを推奨

このリソースを別のリソース モニタで実行する

チェックする

レジストリのレプリケーション

不要

(凡例)

△:1文字の半角スペース

−:該当しない

(3) サーバのグループの作成

サーバのグループとしてGroup_1を作成し,次の内容を設定します。

表7‒21 サーバのグループの作成での設定例(ホットスタンバイ構成:Windows Server 2012以降かつWSFC)

ダイアログ名称

タブ名称

設定項目

系1および系2の設定値

プロパティ

全般

名前

Group_1

優先する所有者

NODE_1,NODE_2

フェールオーバー

フェールオーバー

指定した期間内の最大エラー数

1以上

期間(時間)

0以上

フェールバック

不要

(4) サーバが使用するリソースの作成

あらかじめ,サーバが使用するリソースを作成し,設定してください。

(5) サーバのサービスプロセスのリソースの作成

系1および系2についてリソースを作成し,次の内容を設定します。

表7‒22 サーバのサービスプロセスのリソースの作成での設定例(ホットスタンバイ構成:Windows Server 2012以降かつWSFC)

ダイアログ名称

タブ名称

設定項目

HiRDBの設定値

OpenTP1の設定値

プロパティ

全般

リソース名

HRD1

tp1

リソースの種類

汎用サービス

サービス名

"HAToolkit△Service△HRD1"

"HAToolkit△Service△tp1"

セットアップ パラメータ

HRD1

tp1

ネットワーク名をコンピュータ名に使用する

チェックしない

依存関係

サーバに必要なディスクリソースおよびIPアドレスを指定する

ポリシー

リソース エラーへの対応

リソースが失敗状態になった場合は,現在のノードで再起動を試みる

チェックする

リソース エラーへの対応

再起動期間

00:00

リソース エラーへの対応

指定期間内での再起動の試行回数

0

リソース エラーへの対応

再起動に失敗した場合は,このサービスまたはアプリケーションのすべてのリソースをフェールオーバーする

チェックする

リソース エラーへの対応

再起動の試みがすべて失敗した場合は,指定した時間(hh:mm)後にもう一度再起動を開始する

指定は任意

保留タイムアウト

03:00

詳細なポリシー

実行可能な所有者

NODE_1,NODE_2

基本的なリソース正常性チェックの間隔

リソースの種類の標準間隔を使用する

チェックすることを推奨

完全なリソース正常性チェックの間隔

リソースの種類の標準間隔を使用する

チェックすることを推奨

このリソースを別のリソース モニタで実行する

チェックする

レジストリのレプリケーション

不要

(凡例)

△:1文字の半角スペース

−:該当しない