Hitachi

Hitachi HA Toolkit


7.13.3 MSCSまたはWSFCの環境設定例

クラスタアドミニストレータを使用して,次の設定をします。

〈この項の構成〉

(1) HA Toolkit Exグループの作成

系1および系2についてグループ(Windows Server 2008の場合はサービス)を作成し,次の内容を設定します。

表7‒9 HA Toolkit Exグループの作成での設定例(ホットスタンバイ構成:Windows Server 2003 R2まで)

ダイアログ名称

タブ名称

設定項目

系1の設定値

系2の設定値

新しいグループ

名前

HA_1

HA_2

優先所有者

優先所有者

NODE_1,NODE_2

プロパティ

フェールオーバー

しきい値

0

期間

0

フェールバック

禁止する

(凡例)

−:該当しない

表7‒10 HA Toolkit Exサービスの作成での設定例(ホットスタンバイ構成:Windows Server 2008)

ダイアログ名称

タブ名称

設定項目

系1の設定値

系2の設定値

プロパティ

全般

名前

HA_1

HA_2

優先する所有者

NODE_1,NODE_2

NODE_2,NODE_1

永続的なモードを有効にする

チェックしない

自動開始

チェックする

フェールオーバー

フェールオーバー

指定した期間内の最大エラー数:0

期間:0

フェールバック

フェールバックを許可する

チェックする

フェールバック

今すぐ

チェックする

注※

Windows Server 2008 R2の場合にだけ該当する項目です。

(2) HA Toolkit Exのリソースの作成

HA Toolkit Exのリソースの設定例,および起動バッチファイルの設定例(Windows Server 2008(x64)およびWindows Server 2008 R2)を示します。

(a) HA Toolkit Exのリソースの設定例

系1および系2についてリソースを作成し,次の内容を設定します。

表7‒11 HA Toolkit Exのリソースの作成での設定例(ホットスタンバイ構成:Windows Server 2003 R2まで)

ダイアログ名称

タブ名称

設定項目

系1の設定値

系2の設定値

新しいリソース

名前

HA_1

HA_2

リソースの種類

汎用サービス

グループ

HA_1

HA_2

別のリソースモニタでリソースを実行する

チェックする

実行可能な所有者

実行可能な所有者

NODE_1

NODE_2

依存関係

不要

汎用サービス パラメータ

サービス名

"HAToolkit△Extension△NODE_1"

"HAToolkit△Extension△NODE_2"

起動パラメータ

不要

レジストリの複製

不要

プロパティ

詳細設定

再開しない

チェックする

ポーリング間隔

リソースの種類からの値を使う

チェックする

待ちのタイムアウト

180

(凡例)

△:1文字の半角スペース

−:該当しない

表7‒12 HA Toolkit Exのリソースの作成での設定例(ホットスタンバイ構成:Windows Server 2008)

ダイアログ名称

タブ名称

設定項目

系1の設定値

系2の設定値

プロパティ

全般

リソース名

HA_1

HA_2

リソースの種類

汎用サービス

サービス名

"HAToolkit△Extension△NODE_1"

"HAToolkit△Extension△NODE_2"

セットアップ パラメータ※1

デフォルトのまま変更しない※2

ネットワーク名をコンピュータ名に使用する※3

チェックしない

依存関係

不要

ポリシー

リソース エラーへの対応

リソースが失敗状態になった場合は,再起動しない

チェックする

保留タイムアウト

03:00

詳細なポリシー

実行可能な所有者

NODE_1

NODE_2

基本的なリソース正常性チェックの間隔

リソースの種類の標準間隔を使用する

チェックすることを推奨

完全なリソース正常性チェックの間隔

リソースの種類の標準間隔を使用する

チェックすることを推奨

このリソースを別のリソース モニタで実行する

チェックする

レジストリのレプリケーション

不要

(凡例)

△:1文字の半角スペース

−:該当しない

注※1

Windows Server 2008 R2の場合は,[スタートアップ パラメータ]です。

注※2

Windows Server 2008 R2の場合は,空欄のまま変更しないでください。

注※3

Windows Server 2008 R2の場合は,[コンピュータ名にネットワーク名を使用する]です。

(b) 起動用バッチファイルのリソースの作成(Windows Server 2008(x64)およびWindows Server 2008 R2)

起動用バッチファイルのリソースを作成し,次の内容を設定します。

表7‒13 起動用バッチファイルのリソースの作成での設定例(ホットスタンバイ構成:Windows Server 2008(x64)およびWindows Server 2008 R2)

ダイアログ名称

タブ名称

設定項目

系1の設定値

系2の設定値

プロパティ

全般

リソース名

"hatestart_2008x64△NODE_1"

"hatestart_2008x64△NODE_2"

リソースの種類

汎用アプリケーション

コマンドライン

"C:\HATkEx\HAmon\etc\hatestart_2008x64.bat"

パラメータ

不要

現在のディレクトリ

デフォルトのまま変更しない

ネットワーク名をコンピュータ名に使用する

チェックしない

依存関係

AND/OR

不要

リソース

HA_1

HA_2

ポリシー

リソース エラーへの対応

リソースが失敗状態になった場合は,再起動しない

チェックする

保留タイムアウト

03:00

詳細なポリシー

実行可能な所有者

NODE_1

NODE_2

基本的なリソース正常性チェックの間隔

リソースの種類の標準間隔を使用する

チェックすることを推奨

完全なリソース正常性チェックの間隔

リソースの種類の標準間隔を使用する

チェックすることを推奨

このリソースを別のリソース モニタで実行する

チェックする

レジストリのレプリケーション

不要

(凡例)

△:1文字の半角スペース

−:該当しない

注※

Windows Server 2008 R2の場合は,[コンピュータ名にネットワーク名を使用する]です。

(3) サーバのグループの作成

サーバのグループとしてGroup_1を作成し,次の内容を設定します。

表7‒14 サーバのグループの作成での設定例(ホットスタンバイ構成:Windows Server 2003 R2まで)

ダイアログ名称

タブ名称

設定項目

系1および系2の設定値

新しいグループ

名前

Group_1

優先所有者

優先所有者

NODE_1,NODE_2

プロパティ

フェールオーバー

しきい値

1以上

期間

0以上

フェールバック

不要

(凡例)

−:該当しない

表7‒15 サーバのグループの作成での設定例(ホットスタンバイ構成:Windows Server 2008)

ダイアログ名称

タブ名称

設定項目

系1および系2の設定値

プロパティ

全般

名前

Group_1

優先する所有者

NODE_1,NODE_2

永続的なモードを有効にする

チェックしない

自動開始

チェックする

フェールオーバー

フェールオーバー

指定した期間内の最大エラー数

1以上

期間

0以上

フェールバック

不要

注※

Windows Server 2008 R2の場合にだけ該当する項目です。

(4) サーバが使用するリソースの作成

あらかじめ,サーバが使用するリソースを作成し,設定してください。

(5) サーバのサービスプロセスのリソースの作成

系1および系2についてリソースを作成し,次の内容を設定します。

表7‒16 サーバのサービスプロセスのリソースの作成での設定例(ホットスタンバイ構成:Windows Server 2003 R2まで)

ダイアログ名称

タブ名称

設定項目

HiRDBの設定値

OpenTP1の設定値

新しいリソース

名前

HRD1

tp1

リソースの種類

汎用サービス

グループ

Group_1

別のリソースモニタでリソースを実行する

チェックする

実行可能な所有者

実行可能な所有者

NODE_1,NODE_2

依存関係

リソースの依存関係

サーバに必要なディスクリソースおよびIPアドレスを指定する

汎用サービス パラメータ

サービス名

"HAToolkit△Service△HRD1"

"HAToolkit△Service△tp1"

起動パラメータ

HRD1

tp1

レジストリの複製

不要

プロパティ

詳細設定

再開する

チェックする

グループに適用する

チェックする

しきい値

0

期間

0

ポーリング間隔

リソースの種類からの値を使う

チェックする

待ちのタイムアウト

180

(凡例)

△:1文字の半角スペース

−:該当しない

表7‒17 サーバのサービスプロセスのリソースの作成での設定例(ホットスタンバイ構成:Windows Server 2008)

ダイアログ名称

タブ名称

設定項目

HiRDBの設定値

OpenTP1の設定値

プロパティ

全般

リソース名

HRD1

tp1

リソースの種類

汎用サービス

サービス名

"HAToolkit△Service△HRD1"

"HAToolkit△Service△tp1"

セットアップ パラメータ※1

HRD1

tp1

ネットワーク名をコンピュータ名に使用する※2

チェックしない

依存関係

サーバに必要なディスクリソースおよびIPアドレスを指定する

ポリシー

リソース エラーへの対応

リソースが失敗状態になった場合は,現在のノードで再起動を試みる

チェックする

リソース エラーへの対応

再起動期間

00:00

リソース エラーへの対応

指定期間内での再起動の試行回数

0

リソース エラーへの対応

再起動に失敗した場合は,このサービスまたはアプリケーションのすべてのリソースをフェールオーバーする

チェックする

リソース エラーへの対応

再起動の試みがすべて失敗した場合は,指定した時間(hh:mm)後にもう一度再起動を開始する

指定は任意

保留タイムアウト

03:00

詳細なポリシー

実行可能な所有者

NODE_1,NODE_2

基本的なリソース正常性チェックの間隔

リソースの種類の標準間隔を使用する

チェックすることを推奨

完全なリソース正常性チェックの間隔

リソースの種類の標準間隔を使用する

チェックすることを推奨

このリソースを別のリソース モニタで実行する

チェックする

レジストリのレプリケーション

不要

(凡例)

△:1文字の半角スペース

−:該当しない

注※1

Windows Server 2008 R2の場合は,[スタートアップ パラメータ]です。

注※2

Windows Server 2008 R2の場合は,[コンピュータ名にネットワーク名を使用する]です。