Hitachi

Hitachi HA Toolkit


7.9.2 グループのオンライン・オフライン化バッチファイルの設定(影響分散スタンバイレス型)

HiRDBの影響分散スタンバイレス型系切り替えの場合,次の操作はHiRDBのシステムマネージャからは実行できません。

これらの操作についてバッチファイルを作成して,作成したバッチファイルはHiRDBのシステムマネージャが稼働する系から実行できるようにするなど,一元的に運用することを推奨します。

次の記述例では,バッチファイルを実行したあとにHiRDBのコマンドでサーバを起動すれば,指定したサーバが実行サーバとして起動されます。指定したサーバがほかの系ですでにオンライン状態だった場合でも,このバッチファイルを実行すると,指定した系で指定したサーバが実行サーバとして起動します。

ファイル名およびファイルの格納場所は任意です。

〈この項の構成〉

(1) オンライン化バッチファイルの記述例

サーバのグループをオンライン化するバッチファイルの記述例を,次に示します。この例の場合,バッチファイルを実行する系に,すべてのサーバ分のバッチファイルを作成してください。また,この例の場合,HA Toolkit Exでのサーバ識別名と,WSFCでのグループ名称が一致しています。

set BES=サーバのグループ名
set NODE=系名称
 
C:\HATkEx\HAmon\bin\hateactonl %BES%
%SystemRoot%\system32\WindowsPowerShell\v1.0\powershell -Command "Start-ClusterGroup %BES% -Cluster %NODE%"

1行目では,対象となるサーバを指定します。

2行目では,バッチファイルを実行する系名称を指定します。

(2) オフライン化バッチファイルの記述例

サーバのグループをオフライン化するバッチファイルの記述例を,次に示します。この例の場合,バッチファイルを実行する系に,すべてのサーバ分のバッチファイルを作成してください。また,この例の場合,HA Toolkit Exでのサーバ識別名と,WSFCでのグループ名称が一致しています。

set BES=サーバのグループ名
set NODE=系名称
 
%SystemRoot%\system32\WindowsPowerShell\v1.0\powershell -Command "Stop-ClusterGroup %BES%"

1行目では,対象となるサーバを指定します。

2行目では,バッチファイルを実行する系名称を指定します。