4.4.3 サーバ単位でのサーバの起動
サーバ単位でのサーバの起動について説明します。
なお,操作ミスを防止するために,次の手順1.〜4.で示す操作を一括で実行するシェルスクリプトを,すべてのサーバについて,系ごとに作成することを強く推奨します。
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対象サーバを実行サーバとして起動する系で,HA Toolkit Exのhateactonl -eコマンドを実行します。
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クラスタソフトの操作およびコマンドによって,対象サーバのサービスグループをオンライン化できる状態にします。
HP-UXの場合の操作です。Windowsの場合は,この操作は不要です。
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クラスタソフトの操作およびコマンドによって,対象サーバのサービスグループをオンライン化します。
Windowsの場合,実行サーバを起動する系にMSCSの「グループの所有者」を移動してから,オンライン化してください。または,MSCSのオンライン操作コマンドに,グループをオンライン化する系の名称を指定してください。「グループの所有者」が実行サーバを起動する系にないままオンライン操作をすると,実行サーバを起動する系ではなく,MSCSの「グループの所有者」の系でオンライン化されます。
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クラスタソフトの操作およびコマンドによって,対象サーバのサービスグループを切り替えられる状態にします。
HP-UXの場合の操作です。Windowsの場合は,この操作は不要です。
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HiRDBのコマンドによって,対象サーバをそれぞれの系で起動してください。
対象サーバは,サービスグループがオンライン状態の系では実行サーバとして,そのほかの系では待機サーバとして起動されます。
HiRDBのコマンドのオプションによって,複数の系にある対象サーバすべてを一括起動する操作もできます。