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Hitachi HA Toolkit


3.3.1 BESユニットの起動

BESユニットを起動する操作方法について説明します。

Windowsの場合,MSCSの「グループの所有者」を起動したい系に移動させる必要があります。移動しないでサービスグループのオンライン操作をすると,「グループの所有者」がある系でオンライン化されてしまいます。また,HiRDBの1:1スタンバイレス型系切り替えの場合で,クラスタアドミニストレータでオンライン操作をしたときは「グループの所有者」を移動できないため,クラスタアドミニストレータでの操作は推奨しません。MSCSのコマンドで,オンライン化をする系を指定して操作してください。

なお,この操作手順ではHiRDBのシステムマネージャはすでに起動しているものとします。

  1. クラスタソフトの操作およびコマンドによって,正規BESユニットとなる系でBESユニットのサービスグループをオンライン化します。

    正規BESユニットが起動します。

    このとき,正規BESユニットを起動していない状態で,代替BESユニットと同じ系にある代替部だけをオンライン操作しないでください。代替BESユニットと同じ系にある代替部を起動できません。

運用ミスを防止するために,あらかじめ各BESユニットをオンライン化するシェルスクリプトを作成することを推奨します。各BESユニットをオンライン化するシェルスクリプトについては,HP-UXの場合は「6.6.3 BESユニットを起動するためのシェルスクリプト例」,Windowsの場合は「7.16.3 BESユニットをオンライン化するためのバッチファイル例」を参照してください。