2.7.6 障害情報の退避(Windows)
HA Toolkit Exに障害が発生した場合,次の情報を退避,収集してください。
障害発生時にHA Toolkit Exが稼働中の場合は,トラブルシュートコマンド(hatetsコマンド)を実行したあとに情報を収集してください。hatetsコマンドによって,稼働中のHA Toolkit Exのメモリ情報など,より詳細なトレース情報を取得できます。
ユーザーが退避する情報を次に示します。
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定義情報
定義ファイルです。{HA Toolkit Exインストールディレクトリ}\HAmon\etc下のすべてのファイルです。
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トレース情報
トレースファイルです。{HA Toolkit Exインストールディレクトリ}\HAmon\spool下のすべてのファイルです。
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クラスタソフトの設定情報
クラスタソフトのコマンドによって,クラスタソフトの設定情報がコマンドプロンプトに出力されます。出力結果を任意のファイル名で退避してください。
クラスタソフトのコマンドの出力結果(Windows Server 2008までの場合)
cluster group /prop cluster resource /prop cluster resource /priv
クラスタソフトのコマンド(PowerShell)の出力結果(Windows Server 2012以降かつWSFCの場合)
Get-ClusterGroup | fl * Get-ClusterResource | fl * Get-ClusterResource | Get-ClusterParameter Get-ClusterResourceDependency *
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Windowsのイベントログ
Windowsのイベントビュアーで,システムログおよびアプリケーションログを任意のファイル名で退避してください。ファイル形式は,テキストまたはCSVにすることを推奨します。