8.11.1 HA Toolkit Exのサービス登録
HA Toolkit ExのサービスをWSFCに登録します。
HA Toolkit Exは,実行系および待機系の両方がオンラインである必要があります。そのため,実行系,待機系ごとに,別のグループおよび別のリソースとして登録します。また,これらのグループは,系切り替えをしない設定にする必要があります。
HA Toolkit ExのサービスをWSFCに登録する手順を次に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) グループの作成
グループの作成では,新規にグループを作成して,そのグループにHA Toolkit Exを登録します。
グループの作成手順を次に示します。
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フェールオーバー クラスターマネージャーを起動する
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フェールオーバー クラスター マネージャーのメニューバーの[操作]−[空の役割の作成]からグループを作成する
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作成したグループを右クリックして,[プロパティ]を選択する
[プロパティ]ダイアログが表示されます。
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[全般]タブで,次の値を設定する
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[名前]:任意のサービス名
実行系と待機系で異なる名称を設定します。
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[優先所有者]:実行系および待機系を設定する
なお,実行系のHA Toolkit Exのサービスの場合は実行系から待機系の順番に,待機系のHA Toolkit Exのサービスの場合は待機系から実行系の順番になるように設定します。
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[フェールオーバー]タブで,次の値を設定する
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[指定した期間内の最大エラー数]:0
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[期間(時間)]:0
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[フェールバックを許可する]:チェックする
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[今すぐ]:チェックする
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これで,グループの作成は終了です。続けてリソースの作成をします。
(2) リソースの作成
リソースの作成では,「(1) グループの作成」で作成したグループに,リソースを指定します。WSFCは,障害時にWSFC配下のサービスプロセスおよびサーバを障害と判断して,系切り替えをします。そのため,WSFCで自動再起動の設定をしないでください。
リソースの作成手順を次に示します。
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作成したグループを右クリックして,[リソースの追加]−[汎用サービス]を選択する
[新しいリソース ウィザード]ダイアログが表示されます。
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一覧から「HAToolkit△Extension△ホスト名」のサービスを設定する
任意のリソース名を設定します。グループ名と同一名を設定することを推奨します。
(凡例)△:1文字の半角スペース
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[次へ]ボタンをクリックして,汎用サービスの設定を完了させる
- 注意事項
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グループの所有者ノードが間違っているとリソースの構成に失敗します。実行系のリソース作成なら所有者ノードを実行系に,待機系のリソース作成なら所有者ノードを待機系にしてから,作成手順を実施してください。
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作成したリソースを右クリックして,[プロパティ]を選択する
[プロパティ]ダイアログが表示されます。
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[全般]タブで,[名前]に任意のリソース名を設定する
任意のリソース名を設定します。サービス名と同一名を設定することを推奨します。
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必要に応じて,[依存関係]タブで,依存するリソースを設定する
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[ポリシー]タブで,[リソースが失敗状態になった場合は,再起動しない]をチェックする
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[詳細なポリシー]タブで,次の値を設定する
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[実行可能な所有者]:実行系には実行系だけを,待機系には待機系だけを指定する
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[このリソースを別のリソース モニタで実行する]:チェックする
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これで,リソースの作成は終了です。