Hitachi HA Toolkit

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8.7.5 停止用バッチファイルの設定

停止用バッチファイルは,システムの停止時,MSCSでのオフライン操作などによってHA Toolkit Exが停止されると,自動的に実行されます。

停止用バッチファイルの設定では,停止用バッチファイルを作成します。作成したファイルにhatestop.batというファイル名を付けて,次のディレクトリに格納します。

{HA Toolkit Exインストールディレクトリ}\HAmon\etc

なお,ホットスタンバイ構成での系切り替えで自動運用の設定をする場合,停止用バッチファイルの設定は必須です。HiRDBの1:1スタンバイレス型系切り替え,およびHiRDBの影響分散スタンバイレス型系切り替えの場合は,必要に応じて設定してください。

<この項の構成>
(1) 停止用バッチファイルの設定内容
(2) 停止用バッチファイルの記述例

(1) 停止用バッチファイルの設定内容

ホットスタンバイ構成での系切り替えの場合,停止用バッチファイルには,次の内容を設定します。

複数のグループを管理する場合
複数のグループを管理する場合,グループごとにバッチファイルを作成する方法を推奨します。
  1. グループごとに,任意の別ファイル名で,コマンドを記述したバッチファイルを作成する
  2. hatestop.batでは,Windowsのstartコマンドを使用して,グループごとに作成したバッチファイルを並列実行する指定をする
グループごとに停止用バッチファイルを作成するときのファイル構成を次に示します。

図8-2 複数グループでの停止用バッチファイル構成(Windows)

[図データ]

(2) 停止用バッチファイルの記述例

グループが一つの場合の,停止用バッチファイルの記述例を次に示します。

start C:\HATkEx\HAmon\bin\hatesbystp HRD1
start C:\HATkEx\HAmon\bin\hatesbystp tp1
net stop HiRDBのクラスタサービス名
exit
注※
HiRDBのクラスタサービス名には,HiRDBセットアップ識別子を付ける必要がある場合があります。

1行目および2行目は,HA Toolkit Exの待機サーバ停止コマンド(hatesbystpコマンド)です。引数にはサーバ識別名を指定します。