Hitachi HA Toolkit
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サーバに対応するHA Toolkit ExのサービスプロセスをMSFCに登録する手順を次に示します。ここでは,Windows Server 2008を前提に記述しています。
- <この項の構成>
- (1) サービスの作成
- (2) リソースの作成
サービスの作成では,新規にサービスを作成して,そのサービスにサーバを登録します。複数のサーバを一つのサービスに登録できます。
サービスの作成手順を次に示します。
- [コントロールパネル]−[管理ツール]−[フェールオーバー クラスタ管理※]を起動する
- 注※
- Windows Server 2008 R2の場合は,[フェールオーバー クラスター マネージャー]です。
- [サービスとアプリケーション]を右クリックし,[その他のアクション]−[空のサービスまたはアプリケーションの作成]からサービスを作成する
- 作成したサービスを右クリックして,[プロパティ]を選択する
[プロパティ]ダイアログが表示されます。
- [全般]タブで,次の値を設定する
- [名前]:任意のサービス名
HA Toolkit Exの定義ファイル(servers)に指定したサーバ識別名を設定することを推奨します。
- [優先する所有者]:優先所有者を優先順に選択する
サーバの実行系が先頭になるように選択します。
- HiRDBの影響分散スタンバイレス型系切り替えの場合
- サーバが実行できる系を,系切り替えをする順番どおりに指定してください。
- Windows Server 2008 R2の場合は,[全般]タブで次の値も設定します。
- [永続的なモードを有効にする]:チェックしない
- [自動開始]:チェックする
- [フェールオーバー]タブで,次の値を設定する
- [指定した期間内の最大エラー数]:1以上
- [期間]:0以上
- HiRDBの影響分散スタンバイレス型系切り替えの場合
- [指定した期間内の最大エラー数]には,系切り替えの繰り返しを防止するために,実行できる系の数と同じ値を指定することを推奨します。
- [期間]には,必ず0以外を指定してください。0を指定した場合,系切り替えを繰り返してしまいます。
これで,サービスの作成は終了です。続けてリソースの作成をします。
リソースの作成では,「(1) サービスの作成」で作成したサービスに,サーバに対応するリソースを作成します。このリソースがHA Toolkit Exのサービスプロセスに対応します。また,一つのリソースに複数のサーバに対応するリソースを含めることもできます。
リソースの作成手順を次に示します。
- 作成したサービスを右クリックして,[リソースの追加]−[汎用サービス]を選択する
[新しいリソース ウィザード]ダイアログが表示されます。
- 一覧から,「HAToolkit△Service△サーバ識別名」のサービスを選択する
- [次へ]ボタンをクリックして,汎用サービスの設定を完了させる
- 作成したリソースを右クリックして,[プロパティ]を選択する
[プロパティ]ダイアログが表示されます。
- [全般]タブで,次の値を設定する
- [リソース名]:任意のリソース名
HA Toolkit Exの定義ファイル(servers)に指定したサーバ識別名を設定することを推奨します。
- [セットアップ パラメータ※]:サーバ識別名
- 注※
- Windows Server 2008 R2の場合は,[スタートアップ パラメータ]です。
- 必要に応じて,[依存関係]タブで,依存するリソースを設定する
- [ポリシー]タブで,次の値を設定する
- [リソースが失敗状態になった場合は,現在のノードで再起動を試みる]:チェックする
- [指定期間内での再起動の試行回数]:0
- [再起動に失敗した場合は,このサービスまたはアプリケーションのすべてのリソースをフェールオーバーする]:チェックする
- [保留タイムアウト]:HA Toolkit Exの定義ファイル(servers)のtermpatrolオペランドに指定した値以上の値
- [詳細なポリシー]タブで,次の値を設定する
- [実行可能な所有者]:実行できるすべての系を選択する
- [このリソースを別のリソース モニタで実行する]:チェックする
これで,リソースの作成は終了です。
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