系切り替えの単位となるサービスグループを作成して，属性の設定をします。この設定例では，bes1，bes2，bes3，bes4，bes5およびbes6というサービスグループを作成してください。また，次のサービスグループの属性を設定してください。

表7-15　HiRDBの影響スタンバイレス型系切り替えでの，サービスグループの属性の設定例（Solaris）

属性	設定する値
SystemList	bes1	node1，node2，node3・・・の順。
	bes2	node1，node3，node2・・・の順。
	bes3	node2，node1，node3・・・の順。
	bes4	node2，node3，node1・・・の順。
	bes5	node3，node1，node2・・・の順。
	bes6	node3，node2，node1・・・の順。
OnlineRetryLimit	0
AutoStart	0
AutoStartPolicy	指定不可
AutoStartList	指定不可

あらかじめ，サーバが使用するディスクやLANなどのリソースを作成して，属性を設定します。

次に，HA Toolkit Exのサービスプロセスごとに，次の設定をします。

• リソースの属性
• Applicationエージェント固有のリソースの属性
• リソースタイプの属性

(a)　リソースの属性

リソースの属性に設定する値を次に示します。bes1〜bes6のサービスプロセスで同じ値を設定してください。

表7-16　HiRDBの影響分散スタンバイレス型系切り替えでの，リソースの属性の設定例（Solaris）

属性	設定する値
Enabled	1
MonitorOnly	0

(b)　Applicationエージェント固有のリソースの属性

Applicationエージェント固有のリソースの属性に設定する値を次に示します。

表7-17　HiRDBの影響スタンバイレス型系切り替えでの，Applicationエージェント固有のリソースの属性の設定例（Solaris）

属性	設定する値
StartProgram	bes1	"/opt/hitachi/HAmon/bin/hateserv bes1"
	bes2	"/opt/hitachi/HAmon/bin/hateserv bes2"
	bes3	"/opt/hitachi/HAmon/bin/hateserv bes3"
	bes4	"/opt/hitachi/HAmon/bin/hateserv bes4"
	bes5	"/opt/hitachi/HAmon/bin/hateserv bes5"
	bes6	"/opt/hitachi/HAmon/bin/hateserv bes6"
StopProgram	bes1	"/opt/hitachi/HAmon/bin/hatehaltserv bes1"
	bes2	"/opt/hitachi/HAmon/bin/hatehaltserv bes2"
	bes3	"/opt/hitachi/HAmon/bin/hatehaltserv bes3"
	bes4	"/opt/hitachi/HAmon/bin/hatehaltserv bes4"
	bes5	"/opt/hitachi/HAmon/bin/hatehaltserv bes5"
	bes6	"/opt/hitachi/HAmon/bin/hatehaltserv bes6"
PidFiles	bes1	"/opt/hitachi/HAmon/spool/.pid_bes1"
	bes2	"/opt/hitachi/HAmon/spool/.pid_bes2"
	bes3	"/opt/hitachi/HAmon/spool/.pid_bes3"
	bes4	"/opt/hitachi/HAmon/spool/.pid_bes4"
	bes5	"/opt/hitachi/HAmon/spool/.pid_bes5"
	bes6	"/opt/hitachi/HAmon/spool/.pid_bes6"
CleanProgram	指定不要
MonitorProgram	指定不要
MonitorProcess	指定不要
User	root

(c)　リソースタイプの属性

Applicationエージェントとしてのリソースタイプの属性に設定する値を次に示します。

表7-18　HiRDBの影響スタンバイレス型系切り替えでの，リソースタイプの属性の設定例（Solaris）

属性	設定する値
MonitorInterval	1
OnlineTimeout	30 HA Toolkit Exのサービスプロセスが起動するために十分な値を設定してください。
OfflineTimeout	180 サーバが停止するために十分な値を設定してください。
OnlineRetryLimit	0
RestartLimit	0
Operations	OnOff
OnlineWaitLimit	1