Hitachi HA Toolkit
HA Toolkit Exのサービスプロセスごとに,リソースをApplicationエージェントとして作成して,次の属性の設定をします。
HA Toolkit Exを使用するために設定するリソースの属性を次に示します。これら以外の属性は任意に設定してください。
表7-4 リソースの属性一覧(Solaris)
| 属性 | 属性の説明 | 設定する値 |
|---|---|---|
| Enabled | エージェントがリソースを監視する | 1 |
| MonitorOnly | リソース監視だけをする | 0 |
HA Toolkit Exを使用するために設定するApplicationエージェント固有のリソースの属性を次に示します。
表7-5 Applicationエージェント固有のリソースの属性一覧(Solaris)
| 属性 | 属性の説明 | 設定する値 | 説明 |
|---|---|---|---|
| user | ユーザー | rootユーザー | なし |
| StartProgram | 起動コマンド | HA Toolkit Exのサーバ起動コマンド | HA Toolkit Exのサーバ起動コマンド(hateservコマンド)を指定します。コマンドの引数には,HA Toolkit Exの定義ファイル(servers)のaliasオペランドに指定したサーバ識別名を指定します。 |
| StopProgram | 停止コマンド | HA Toolkit Exのサービスプロセス停止コマンド | HA Toolkit Exのサービスプロセス停止コマンド(hatehaltservコマンド)を指定します。コマンドの引数には,HA Toolkit Exの定義ファイル(servers)のaliasオペランドに指定したサーバ識別名を指定します。 |
| PidFiles | プロセスID格納ファイル | "/opt/hitachi/HAmon/spool/.pid_サーバ識別名" | HA Toolkit Exのサービスプロセスを監視するためのプロセスID格納ファイルを指定します。 |
| CleanProgram | 強制停止コマンド | 指定不要 | なし |
| MonitorProgram | 監視コマンド | 指定不要 | なし |
| MonitorProcess | 監視対象プロセス名称一覧 | 指定不要 | なし |
Applicationエージェントとしてのリソースタイプの属性を設定します。リソースタイプの属性はエージェントごとに設定するため,エージェントが持つすべてのリソースに対して設定が有効になります。HA Toolkit Ex以外のアプリケーションリソースを持つシステムでは,HA Toolkit Ex以外のアプリケーションリソースも考慮して設定値を決定してください。
HA Toolkit Exを使用するために設定するリソースタイプの属性を次に示します。これら以外の属性は任意に設定してください。
表7-6 リソースタイプの属性一覧(Solaris)
| 属性 | 属性の説明 | 設定する値 | 説明 |
|---|---|---|---|
| MonitorInterval | 監視間隔(秒) | できるだけ小さい値を推奨します。 | ここで指定する監視間隔は,サーバの障害を検知する時間※に影響します。 |
| OnlineTimeout | オンライン化のタイムオーバー値(秒) | HA Toolkit Exの定義ファイル(servers)のactpatrol値よりも大きい値を指定してください。 HiRDBの高速系切り替え機能を使用する場合は,HiRDBのpd_system_complete_wait_timeオペランド値の,2倍以上の値を指定してください。 |
なし |
| OfflineTimeout | オフライン化のタイムオーバー値(秒) | サーバが停止するために十分な値を指定します。 | なし |
| OnlineRetryLimit | オンライン化中の障害時の再起動回数 | 0(デフォルト値) | 再起動はHA Toolkit Exとサーバ間で行われるため,VCSでの設定は必要ありません。 |
| RestartLimit (ユーザー定義) |
サーバ障害時の再起動回数 | 0(デフォルト値) | なし |
| Operations | 該当するリソースタイプのリソースに対して有効な操作 | OnOff(デフォルト値) | なし |
| OnlineWaitLimit | サーバが起動完了後,実際にオンライン状態にするまでの監視回数 | できるだけ小さい値を推奨します。 | なし |
All Rights Reserved. Copyright (C) 2002, 2010, Hitachi, Ltd.