Hitachi HA Toolkit

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6.2.6 定義チェック

設定した定義文は,HA Toolkit Exのサービスプロセスを起動する際に解析されます。解析時に定義エラーが発生するのを防ぐため,環境設定後に,定義チェックコマンド(hatecheckコマンド)で定義チェックをしてください。

<この項の構成>
(1) 定義チェックコマンドでチェックする内容
(2) 定義チェックコマンドでチェックしない内容

(1) 定義チェックコマンドでチェックする内容

定義チェックコマンドでは,次に示す順番で定義文のチェックをします。エラーが発生した時点で,定義チェックを終了し,エラー内容をメッセージで表示します。なお,定義文のチェックでエラーがある場合,オペランドおよび値のチェックはしません。

  1. 定義文の記述形式のチェック
    • 定義文の記述形式は正しいか
  2. 定義文のチェック
    • 定義文は正しいか
    • 必要な定義文は指定されているか
    • 定義ファイル(sysdef)の定義文を,重複設定していないか
  3. オペランドのチェック
    • オペランドは正しいか
    • 必要なオペランドは指定されているか
  4. 値のチェック
    • 文字の指定方法は正しいか
    • 値の有効範囲は正しいか
    • 重複指定はないか

(2) 定義チェックコマンドでチェックしない内容

制御コードなどの不正文字はチェックしません。

次の場合,定義チェックコマンドでは定義チェックをしません。構文エラーとなります。