高信頼化システム監視機能 HAモニタ

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4.18 コマンド

HAモニタで使用するコマンドの一覧,およびコマンドのオプションと適用OSを,次の表に示します。

表4-8 HAモニタのコマンド一覧

コマンド名 機能 使用可否
スーパユーザ 一般ユーザ
HAモニタに対するコマンド moncheck 定義ユティリティを起動します。
monshow サーバと系の状態を表示します。
monssu SSUの状態を表示します。 ×
monsp SPの状態を表示します。 ×
mongsp GSPの状態を表示します。 ×
monmp MPの状態を表示します。 ×
monpath 監視パスの状態を表示します。 ×
monact 待ち状態のサーバを実行サーバとして起動します。 ×
mondeact 待ち状態のサーバを停止します。 ×
monconnect 共有ディスクのアクセス権限を参照・更新できる属性に変更します。
mondisconnect 共有ディスクのアクセス権限を参照・更新できない属性に変更します。
monhelp HAモニタメッセージの説明を表示します。
monlink HAモニタ間を手動接続します。
monsetup HAモニタの環境設定をします。 ×
monstart HAモニタを起動します。
monstop HAモニタを停止します。
monman HAモニタコマンドの説明を表示します。
mondumpdev HAモニタが監視対象とするダンプデバイス情報を登録します。 ×
monodrshw サーバの切り替え順序制御の状態を表示します。
サーバに対するコマンド monbegin HAモニタとのインタフェースを持たないサーバを起動します。
monend HAモニタにHAモニタとのインタフェースを持たない実行サーバの停止を連絡します。
mondevice 実行サーバ稼働中に共有リソースを変更します。 ×
monsbystp 待機サーバを停止します。 ×
monswap 計画系切り替えをします。 ×
monresbgn リソースサーバを起動します。
monresend 実行中のリソースサーバを停止します。
monressbystp 待機中のリソースサーバを停止します。 ×
ユーザコマンド内で発行するコマンド moninfo サーバ引き継ぎ情報を,実行系で設定または待機系で参照・表示します。
HAモニタ/CLUSTERに対するコマンド monrepair クラスタスイッチおよびアダプタの回復をHAモニタ/CLUSTERに連絡します。 ×
monswitch クラスタスイッチを切り替えます。 ×
HAモニタがトラブル時の情報収集コマンド monts HAモニタトラブルシュート情報を収集します。 ×

(凡例)
○:使用できます。
×:使用できません。

表4-9 コマンドのオプションと適用OS

コマンド名 オプション 適用OS
HI-UX/WE2 AIX HP-UX
(PA-RISC)
HP-UX
(IPF)
Linux
(IPF)
moncheck
monshow サーバ識別名
-c
-g [グループ名]
-d [サーバ識別名]
-l
-r
-p [サーバ識別名]

-l,-rおよび-p以外は指定可能

-l以外は指定可能

-l以外は指定可能
monssu [他系ホスト名] × × × ×
monsp [他系ホスト名] × × × ×
mongsp [他系ホスト名] × × × ×
monmp [他系ホスト名] × × ×
monpath -i
チェック時間
monact サーバ識別名
mondeact サーバ識別名
monconnect -r
-w
スペシャルファイル名
× × × ×
mondisconnect スペシャルファイル名 × × × ×
monhelp メッセージ番号
monlink
monsetup -start
-stop
-tty

-startと-stopだけ指定可能

-startと-stopだけ指定可能

-startと-stopだけ指定可能

-startと-stopだけ指定可能
monstart
monstop
monman コマンド名 × × × ×
mondumpdev × × × ×
monodrshw -s サーバ識別名
-g グループ名称
×
monbegin サーバ識別名
monend サーバ識別名
mondevice サーバ識別名
-a
-d
-c
デバイス種別
リソース名1
リソース名2
変更種別
属性
-Q

デバイス種別にはdisk,fddi,cd10,hslink,lpおよびportが指定可能
-c,変更種別,属性は指定不可

デバイス種別にはdisk,hlsおよびlaが指定可能

デバイス種別にはdisk,portおよびhlsが指定可能

デバイス種別にはdiskだけ指定可能

デバイス種別にはdiskだけ指定可能
monsbystp サーバ識別名
monswap サーバ識別名
-g グループ名
monresbgn リソースサーバ識別名称 ×
monresend リソースサーバ識別名称 ×
monressbystp リソースサーバ識別名称 ×
moninfo サーバ識別名
-p サーバ引き継ぎ情報
-g
monrepair -s クラスタスイッチ名
-a アダプタ名
× × × ×
monswitch クラスタスイッチ名 × × × ×
monts ×

(凡例)
−:オプションはありません。
○:使用できます。
×:使用できません。
◎:すべてのオプションを使用できます。
△:一部のオプションを使用できます。

コマンドの説明に使用する,文法記述記号を説明します。ここで述べる文法記述記号は,実際のコマンドでは実行しません。各文法記述記号の意味を,次の表に示します。

表4-10 文法記述記号一覧(コマンド)

文法記述記号 意味
[ ] この記号で囲まれている項目は,省略してもよいことを示します。
(例)
monhelp [メッセージ番号]
monhelpコマンドでは,メッセージ番号を指定するか,または何も指定しないことを示します。
{ } この記号で囲まれている項目の中から,一つを選択して指定することを示します。複数の項目が記述されている場合に,そのうちの一つを選択して指定します。
(例)
monodrshw { -s サーバ識別名 | -g グループ名 }
monodrshw コマンドでは,-s サーバ識別名と-g グループ名のどちらかを選択して指定することを示します。
| { }で囲まれている複数の項目間の区切りを示します。

各コマンドの使用方法を,次に示します。

<この節の構成>
moncheck(定義ユティリティの起動)
monshow(サーバと系の状態表示)
monssu(SSUの状態表示)
monsp(SPの状態表示)
mongsp(GSPの状態表示)
monmp(MPの状態表示)
monpath(監視パスの状態表示)
monact(待ち状態のサーバを実行サーバとして起動)
mondeact(待ち状態のサーバの停止)
monconnect(共有ディスクの参照・更新許可)
mondisconnect(共有ディスクの参照・更新禁止)
monhelp(HAモニタメッセージの説明表示)
monlink(HAモニタ間の手動接続)
monsetup(HAモニタの環境設定)
monstart(HAモニタの起動)
monstop(HAモニタの停止)
monman(HAモニタのオンラインマニュアルの表示)
mondumpdev(HAモニタが監視対象とするダンプデバイス情報登録)
monodrshw(サーバ順序制御状態表示)
monbegin(HAモニタとのインタフェースを持たないサーバの起動)
monend(HAモニタとのインタフェースを持たない実行サーバの停止連絡)
mondevice(実行サーバ稼働中の共有リソースの変更)
monsbystp(待機サーバの停止)
monswap(計画系切り替え)
monresbgn(リソースサーバの起動)
monresend(実行中のリソースサーバの停止)
monressbystp(待機中のリソースサーバの停止)
moninfo(実行系でのサーバ引き継ぎ情報の設定/待機系でのサーバ引継ぎ情報の参照・表示)
monrepair(クラスタスイッチおよびアダプタの回復連絡)
monswitch(クラスタスイッチの切り替え)
monts(HAモニタのトラブルシュート情報の収集)